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#113 cultbooks collections - sagrada família figurine

この模型は未だ建設中のサグラダ・ファミリアが完成した暁には見せるはずの全体像です。

サクラダ・ファミリア内のスーベニアショップには売っておらず、すぐ近くの良くある店先にTシャツを飾っているようなお土産屋さんで購入しました。

教会というものはすべからくそうなのですが、上から見ると十字架の形をしていると知ったのはこの教会のことを良く考えた時が最初でした。

いったことのある人はわかると思うのですが、とにかくそのエクステリア、インテリアともに壮絶なスペクタクルで全く興奮のまま初体験が終わります。

なのでその地下にガウディその人のお墓があること、地下にこそ有名な逆さにした建築モデルがあることなど知らないまま帰国してしまいます。

地下の教会では定時のミサや結婚式も行われ見学可能ですが、地元のカタルーニャの人たちにとってとても大切な場所なので写真撮影などは控えたいところです。

そして地下の博物館では敬虔なクリスチャン、アントニオ・ガウディが生涯をかけて自然の摂理(神の意思)を見極めようとした痕跡が展示されています。

彼の建築は生前必ずしも理解されず、その最後も路面電車に轢かれたあと粗末な身なりからろくな治療も受けられず3日後に死にました。

もし運よく完成後のサクラダファミリアをまた訪れることができたなら、教会の地下のガウディのお墓を訪ね、とうとうやりましたねと静かに伝えたいです。

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