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お別れひとつひとつが悲しくてしかたがない

この数日母が一人暮らしをしている私の様子を見に来てくれた。

ずっとオンライン授業だったから、人とこんなに話したり一緒にいたりしたのは久しぶりだった。

一人に慣れていたから、何日も他人と一緒にいれるかしらと心配していたが、杞憂だった。

とても楽しかった。

本当に。

この日のために今月締め切りのレポートたちを死ぬ気で終わらせたかいがあったというものだ。

夕飯は作り置きと冷凍食品。

毎日食べていたヨーグルトが切れても買いに行かない。

超夜型生活。

そんな自堕落な生活をしてるときに、

これでもかというほどおいしいものを食べて、

人間としての自分を取り戻した気分である。

平日レポート死ぬ気で終わらせて、週末は贅沢に自分の時間を楽しむ方が自分には向いている気がする。

どうしても行動に起こすのがめんどくさくなって、

そこから私の負の連鎖が続いてしまう。

今回はたまたま母がその連鎖を切ってくれたけど、

いつまでも母や他人に頼り切りではいれない。

自分で自分を理解してコントロールしなければいけない。

私はもう大学生なんだよ。準大人なんだからさ。

まあ、とりあえず観光本でも買ってこようかな。

めんどくさがりな私だけど、たぶん外に出た方が元気に過ごせるよ。

たくさん疲れて、たくさん休んで元気に生きてこ。

そんなことに気づかせてくれた母が今日家に帰った。

楽しい時間を過ごしたから、別れるのが悲しい。

遠いから簡単には会えない。

次はいつ会えるのかしら。

これから家族との心の距離がどんどん離れていってしまうのはとても嫌だな。

家族を大切にしたい。

こんなことを言うのも難だけど、

私は親不孝な娘だ。

勉強はできない。

なにかに対して努力してることもないし、だからなにか誇れるような結果を残せているわけでもない。

生まれつきか、どこかでひねくれたのかわからないけど、誠実な心というものが足りない。

努力ができない不誠実者。

でも、そんな私でも、家族と離れて暮らして私自身に余裕ができたのか、両親への感謝を感じている。

こんな私を育ててくれてありがとう。

見捨てないでいてくれてありがとう。

受験期に私の最悪な人間性は少し改善されたけど、

大学生になってこれが快方に向かっているんじゃないかな。

母が乗ったバスを夕日と一緒に見送ったあの時、

不意に浮かんだ「悲しい」「さみしい」という感情に必死で蓋をした。

大学生になって、長い長い反抗期から脱したと思ってたけど、

そんなに簡単じゃないみたい。

日々心から感謝を伝えたい。

今日がさいごでもいいように。

そして、これから出会う人たちと素直に「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝えられる関係性を築いていきたい。

私は感謝も謝罪も伝えられないような人間。

それなのに、こんな私と友達でいてくれた、最高に心が広くて優しい友人達には、本当に感謝しかない。

言葉では言い表せない。

がんばって恩返ししていきたい。

行動で示していけるようになる。

自分の意志でみんなに恩返しする。

この気持ちを忘れないように。

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