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無常・苦・無我

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#瞑想

(事実は)経験しなければ分からないとはどういことか③

光や色、音、匂、味、触覚等を知覚し、そこから得られる心象だけが、現前する対象(モノ)の全…

(事実は)経験しなければ分からないとはどういことか②

あるのはこれ(事実)だけなんだけど、ここからいろんな機能が働くことによって、様々な思考、…

(事実は)経験しなければ分からないとはどういことか

言葉では言い表せない、経験しなければ分からない(だから実践あるのみ)と言われると、とても…

我や意志はなぜあると感じるのか

集団の中ではある一定のプログラムに従って思考するよう馴らされていく。 さまざまな観念やイ…

宇宙の外側には何があるか

いまここに「私」が存在するのだから、私の存在を支えている「いまの宇宙」があって、「いまの…

思考する前って何かあるの

主体(六境)と客体(六根)が合わさって「認識」(六識)が起こる。 私たちは生まれてこの方…

過去の私と今の私を何故同じ私だと思うのか

「昨日と同じ」という思い込みが継続する自我という観念を強める昨日と同じ寝室で目覚めて、昨日と同じ鏡を見ながら、昨日と同じ歯ブラシで歯を磨く。 いつもと同じ道を通って、通勤(通学)して、仕事(勉強)して、帰宅して、夕食を食べる。 昨夜と同じお風呂に入って、いつもと同じシャンプーで頭を洗う。 全て昨日と同じ、同じモノ、いつもと同じことの繰り返しに思える。 ところで、シャンプーは切らしていたので、いつもと同じものを、帰宅途中に買い替えてきたのだった。 これはいつもと同じ(

モノにも仏性はあるか

「モノ」を見たとき、見ている私(主体)があると感じる。 「ありのままに見る」というとき、…

思考はどこから湧いてくるのか

事物が目に触れたら見えるし、耳に触れたら聞こえる。 (何かの縁が)意に触れたら思いが生じ…

記憶について

五感を通じ受けとる印象(刺激)と、記憶(経験)が反応することで私が生じる。 記憶には、コ…

思考は記憶で、記憶に実体がなければ、思考に実体があると言えるか①

記憶に実体はなく、ただの構造(状態)として、物理的に存在している。 だからと言って、この…

思考は記憶で、記憶に実体がなければ、思考に実体があると言えるか②

「無」を「有」と前提するから解らなくなる。「無」を消そうとしても、そもそも「ない」ものは…

思考は記憶で、記憶に実体がなければ、思考に実体があると言えるか③

眠ると意識が消失し、起きると意識が生じる(ように感じる)。 意識があるから、見たり、聞い…

私という実体が無いのになぜ私がいると感じるのか?①

私は相対的な関係性の中において規定される私(自我)という実体が、行為の主体として存在すると感じている。 「~に注意する」、「~を感じる」というとき、注意している私、感じている私が存在することを前提としている。 私(自我)は、その時々の注意の対象と、これまでの記憶(経験)が紐付くことで生じる。 私とはモノゴトの関係性において、相対的に規定される概念であって、「私という実体」は存在しない。 その対応関係が変化する度に、新しい私(と言う現象)が生成、消滅を繰り返している。