見出し画像

やりたいことの伝え方

イントロ

 くららは総合型選抜の対策をサポートしていて、「志願理由書」の書き方のコツを紹介してみたいな、と思いました。しかし、これは「志願理由書」だけではなくて、人にやりたいことを伝えるときに大切なことだな!と思いましたので、こんなタイトルにしてみました!
 今日は、「やりたいことの伝え方(志願理由書の書き方のコツ)」というテーマで2つのコツをご紹介します。


 そもそも、あなたはなぜ「やりたいこと」伝える必要があるんだろう?

 あなたには「やりたいこと」について誰かに伝える必要があるシチュエーションがありますか?
 もし総合型選抜(旧AO入試)であれば、教授に自分が「やりたいこと」を志願理由書などの提出書類や面接を通して説明し、合格をもらう必要があります。では、合格がもらえるとどんないいことがあるんでしょうか?

 もし、お小遣いをもらう場であれば、お母さんに自分が「やりたいこと」をプレゼンテーションして説得し、金額アップを狙う必要があります。では、お小遣いの金額があがるとどんないいことがあるんでしょうか?まずは、自分なりの目的を明確にしましょう。

 相手があなたの話に共感するとしたら、どうして?

 自分なりの目的を大切にするのは大事。でも、それだけで終わらないで…!!合格をあげるのは、自分ではない。お金をあげるのは、自分ではない。つまり、相手が「合格をあげる理由」、「お小遣いアップの理由」も一緒に明確にしていくことが大切です!

・相手が、自分に合格をくれるとしたら、その理由はなんだろう?
・相手が、自分にお小遣いアップをしてくれるとしたら、その理由はなんだろう?

 伝える前は、自分だけの「やりたいこと」だったけど、伝えた後は、自分と相手、双方にとって「やりたいこと」になってこそ、目的を達成することができます。自分だけの視点から抜け出して考えることがとっても大切です!

PURPOSE

2つのコツ

 1. 〇〇さんに届ける!という心で書く。

 どこかのだれか知らない相手(総合型選抜の場合は「教授」)に読んでもらうという意識ではなく、特定の1人の届ける気持ちで書きましょう!届ける相手が漠然としてしまうと、読み手も「なんか掴みどころがないな…」と思ってしまいます。

 例えば、あなたがお弁当屋さんだとします。「誰でもいいから、たくさんのお客さんにお弁当を届けたい!」という漠然とした相手になってしまうと、、、。「私はお弁当やさん!おいしいお弁当を作っています!みんな食べて!」というようなアピールになります。
 ここで、「肉好きの食いしん坊なお客さんに、お弁当を届けたい!」というように相手を明確にしてみると、、、。「私はお弁当やさん!メガ盛り牛カルビ弁当が今だけ10%オフ!」というようなアピールになります。

 志願理由書でいうなら、「法学部に行きたい!」ではなく、「こんな法学部の、日頃こんなことを考えている教授に、自分の書類を読んで欲しい!」というように明確にしましょう!あなたの書類を読むのは、国際関係に強い法学部の教授でしょうか?人文科目も分厚く学べる法学部の教授でしょうか?ここを明確にするかどうかで、「お!この子のやりたいことは、うちの法学部に合っているな!」と思ってもらえるのか、「うーん、この子はうちの法学部より、〇〇大学の方が合ってるんじゃないか…?ちゃんと調べているんだろうか…」と思われてしまうのか、が決まります。ここで合否が左右されます。

FOR YOU

 2. 想いだけではなく、客観的な事実も伝える。

 「これがやりたい!」という想いを伝えることが欠けると、ただの情報でありあなたが伝える意味がありません。ただし、想いだけでは弱いです。なぜならバーニングしているあなたに比べると、相手はめちゃめちゃクールだからです。

例えば、「ママ!!仮面ライダーのゲームがほしい!!楽しそうだもん!!」と主張するより、「ママ!!仮面ライダーのゲームがほしい!!みんな持ってるよ、ボクだけ仲間はずれになっちゃうよ!」と主張した方がママに買ってもらえる可能性が高まります。なぜならママは仮面ライダーはどうでもいいけど、我が子が仲間はずれにされるのは避けたいでしょうし、みんな持っていると言われるとママ友から何か言われるのも面倒で避けたいという思いを抱く可能性もあります。

総合型選抜でも、「この研究がしたい!」という想いに加えて、その研究がどうして必要性が高いのか?教授の視点から見ても、「確かにそうだね!」「応援したいな!」と感じる情報がほしいです。そのためには、以下のような情報が必要です。

①必要性を感じている人が多いと言えるデータ(信頼できる情報元から引用)
②専門的な立場の人の見解や実績
③実際に見聞きした情報(当事者の声など)
④国内外での成功事例など
⑤学術的な視点(論文からの引用)

FACT

 以上が、「やりたいことの伝え方」における2つのコツです!
このコツを意識して、ぜひあなたの「やりたいこと」を遺憾無く伝えてみてくださいね!

最初はうまくいかないかもしれないですが、いろんな人からのフィードバックをもらううちにいいものが出来上がっていきます。総合型選抜であれば、1回出願したらそれで勝負が決まってしまうので、出願前にあらゆる角度から意見をもらうといいです。(ただし意見を聞き過ぎると迷走するので要注意!笑)

「やりたいこと」を発信したいと思う人にとって、少しでも参考になったら幸いです!^^




いいなと思ったら応援しよう!