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風邪を引いた

先日の、知人とのカフェでの時間は、楽しく、心温まるひとときだった。彼女は病み上がりだったが、彼女の笑顔や、話に夢中になっていた私は、彼女の鼻声を特に気にしていなかった。ところが今日になって、私の身体が違和感を訴え始めた。イガイガとした喉の痛み、鼻水、そして微熱。彼女からの「贈り物」かと、半ば冗談で思った。

風邪を引くと、心が多感になる。身体の不調に加え、心にも、さまざまな感情が浮かんでくる。白状すると私は、彼女を責めるような気持ちにもなった。しかし、よく考えてみると、風邪は誰しもが引くものである。彼女が私にうつすことを望んでいたわけでも、悪意を持っていたわけでもない。

このような出来事は、実は、日常の中で数多く起こる。突然の雨、予定の変更、忘れ物。風邪も、そのような一つだと思う。予期しない出来事は、私の日常を乱すもののように感じられるが、実はそれも日常の一部なのだと感じる。

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