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「ありがとう」と「いいね」がゆきわたる組織を目指して医療職のウェルビーイングを推進する(ソフィアメディ)

※本記事は CUCグループ サステナビリティレポート2023より抜粋した内容です。

近年、働き方や生き方のキーワードとなっているのが、『ウェルビーイング』という言葉。これは、心身だけでなく社会的な意味でも良い状態ということを意味する概念です。日々、命と向き合う医療職は、患者様を尊重するあまり自己犠牲を厭わない一面があることも。

日本において在宅療養のニーズは高まっていますが、2025年に必要な訪問看護師数約12万人(※1)に対し2020年時点で約6万人(※2)と、深刻な人材不足を抱えています。高齢化に伴い重症患者も在宅で受け入れる必要が生じていますが、24時間365日体制、深夜・早朝にも緊急訪問が求められ「医療職の身体的・精神的負担が高い」という大きな課題が存在します。

これらの課題に対し、ソフィアメディでは2020年に仕事とプライベートの両立を支援する働き方制度『WOW!』を導入し、加えて2022年にスタッフの健康や幸福感の向上を目的とした専門部署『ウェルビーイング推進グループ』を立ち上げました。

※1 日本訪問看護財団「訪問看護の現状とこれから 2023年版」
※2 厚生労働省「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

ウェルビーイング推進グループの4つの取り組み


1.ありがとうコメントメール

感謝を伝えたいスタッフへのメッセージを集め各事業所にメールで共有する『ありがとうコメントメール』を実施。2022年度は1,182件の「ありがとうコメント」が寄せられました。

2.生きるを看る物語り

お客様のエピソードを物語りとして、月次で全社員が参加するオンライン会議で共有しています。スタッフからの総いいね数は1,619となりました。

3.ウェルビーイング賞

スタッフ同士の関係性を向上させる、優れた取り組みを行った事業所を称える制度です。取り組みを可視化し、他事業所への展開を図っています。

4.入社1年未満の医療職向けフォローアップ

研修や定期的なフォローメール、希望者との面談を行っています。面談を実施したスタッフのうち76.5%の割合でパルスサーベイスコアが向上しました。


ありのままの自分を受容し、互いに支え、尊重できる関係性づくりを専門組織により推進

当グループでは、医療職がいきいき働ける職場づくりによって働きがいと定着率を向上させることを目指し、世界約100カ国で働きがいに関する調査・分析を行う専門機関のGreat Place To Work®が提唱する「働きがいのある職場アンケート」の構成要素「誇り」「連帯感」「信用」「尊重」「公正」のうち、特に「誇り」「連帯感」に着目して、向上に取り組んでいます。

今年度は565名の新入社員が入社しましたが、取り組みの結果、働きがいアンケートにおいて「連帯感」に関する指標が昨年より0.5ポイント上昇(※)しました。
※働きがいのある職場アンケート「連帯感」に関する指数2023年度52.5%(2022年度:52.0%)

2023年度には既存の取り組みを進化させる他、新入社員を対象に入社直後でも安心して業務に取り組めるよう施策を強化しています。より良いケアを提供し続けるには、仕事への誇りや仲間との信頼関係を基盤とした自身のウェルビーイングが非常に重要です。従業員の働きがい向上は、ケアの質、そしてお客様満足度の向上に繋がると考えています。自分自身が幸せに働く方法を一人ひとりが思考し選ぶことができる職場づくりをしていきたいと思います。

ソフィアメディ株式会社
ウェルビーイング推進グループグループマネジャー
宮地 麻美

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