ローズタウン（ティッカーシンボル：RIDE）の最新情報（3/6）
前回の記事でまとめられなかった情報も含めて今週のローズタウンモーターズのニュースをまとめたいと思います。
⒈FOX NEWSの独占インタビュー
FOX NEWSの独占インタビューでCEOのスティーブ・バーンズが語った新しい情報を中心に以下にまとめます。
・SAN FELIPE 250のレース
先日メキシコで4月に開催予定のサンフェリペ250というオフロードレースへの参戦を発表しています。レース用にサスペンションなど一部はカスタマイズしてはいるものの、ベースはEnduranceとなっているレース用車で参加します。
https://www.foxnews.com/auto/lordstown-motors-electric-endurance-pickup-san-felipe-250
ローズタウンモーターズのCEOスティーブバーンズはこのレースの位置付けとして完走することが目的としています。Enduranceの１回のチャージでの走行距離が250マイル程度であるのに対し、当レースは290マイルあります。レース途中でのモバイルチャージャーでの充電となり、チャージ時間（30分から90分）が必要となるため、レースに勝つことは考えていない、我々のゴールは完走だと語っています。完走すれば当レースを完走した初めてのEVトラックと言う称号を得られる上に、顧客に対して厳しい環境下（砂漠：オフロード）での走行性能を示せ、製品の耐久性などの面で信頼性向上が期待できます。
・量産型のベータ版が完成
組み立てラインで作られた量産型のベータ版がまさにできあがったとバーンズが語っています。
It's the only way to make a repeatable, a safe, an affordable vehicle. That is so hard to get to, so the execution risk in most people's mind is very high. So that's why we're really excited to show it to you, because we're over that execution risk.
『つまり、オートメーション化された量産化こそが、反復可能で、安全で、手頃な価格の車を作る唯一の方法である。そしてこれが本当に難しいのでほとんどの人が執行リスク（量産化）が高いと思っている。だから量産化のベータ版をお見せでき本当に興奮している。もはや執行リスク（量産化）を克服したからだ。』
これは先日のMSのアナリストによるRIDE株の非推奨の際に執行リスク✳︎を指摘されたことを意識しているものと思います。もちろんこのベータ版の完成によってアナリストが懸念する執行リスクの全てを払拭したわけではないですが、重要な一歩を刻んだと言えるのではないでしょうか。
・予約販売
今回最も重要なことを話していました。次回3/17に予定されているカンファレンスコールで予約注文数の報告から注文数の報告へ変更する予定だと語っています。
It may switch from reporting pre-orders to orders during the company's upcoming earnings call on March 17.
orders(注文数)の意味するところは語っていませんでしたが、少なくとも簡単に解約されない契約による注文数が発表されることになると思います。なかなか期待させてくれますね笑
⒉その他ニュース
・WorkhorseのRIDE株式ロックアップ切れ
$RIDE
— チバ・ジ・エンド君@米国株🇺🇸投資中 (@UTA25614366) March 1, 2021
Workhorseの決算確認中、RIDE株式の持分（10%）を４月から売却可能となることが判明しました。
Workhorse strategic stake in Lordstown Motors Corp. (Nasdaq: RIDE) valued at nearly $320 million based on the February 26th closing price. This investment becomes liquid in April.
twitterでもつぶやきましたが、その後兄弟会社であるWorkhorseの10-kをざっと確認したところ以下のように記載がありました。結局、６ヶ月のロックアップが切れる4/23より自由にRIDE株式を売却可能になるようです。
Workhorseのカンファレンスコールをざっと聞いた感じでは、特に触れられていなかったため、今後もLockUp切れに関係なく今後も保有する予定なのだと理解しています。（例のUSPSの契約関係に質問が集中していて聞けなかったのかもしれませんが。。）
・州政府の後押し
オハイオ州の州法ではいくつかの例外（Teslaなど）を除き自動車メーカーが直接消費者に車を販売することができません。カーディーラーを通して販売することになるのですが、今回この州法に対して”ローズタウンモーターズ法”のようなものが提出されました。これは”2021年1月1日時点で、州内に本社と工場があるEV車メーカーに販売ライセンスを与える”というものです。
⒊今後のスケジュール
以下に今後のローズタウンモーターズに関する重要イベントスケジュールをまとめておきます。
３月
ベータ版Enduranceの完成/テスト開始
3/17にカンファレンスコール
４月
4/17にSan Felipe 250に参加
６月
新製品（RV）発表予定
２〜３Q
２タイプの量産試作機をテスト
９月
製造・販売開始
金利の上昇による厳しいマーケット環境ですが、イベント目白押しで楽しみですね。一旦はカンファレンスコールで何が聞けるか楽しみにしたいと思います。
カンファレンスコール後にまとめた記事を掲載予定です。
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