デザインと、コーデング
デザイナーがWEBコーデング、プログラミングできたらいいなぁと、いつも感じてる。
今のWEBコーデング、フロントエンドのプログラミングは、Webデザイナー由来とエンジニア由来の技術が、かなり解離している状況。
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Webデザイナー由来の技術は、積み上げ系。
昔からの技術をWebのトレンドに合わせていくように、過去の技術に今の技術を、積み上げながらやってるような感じ。
トリッキーな表現をいろんなブラウザで再現できるよう、ブラウザ毎、デバイス毎の特徴を良く知っておく必要がある。
自分が使っている環境と違う環境、古いデバイス、古いブラウザを使っている人のことをある程度考えないといけない。なので積み上げ式。経験がものをいう。
そこには、同じ体験、デザインを多くの人を対象にしてるから。
例えば、windowsのIEを捨てれば、劇的に楽になるし、長年の経験値が不要になる。
デバイス。
PCを捨て、スマートフォンのみを対象にすれば、さらに簡単に。
ネック。
矛盾しているのは、デザイナーは、トレンドに合わせて新しい表現を使いたくなる。
当然。
簡単なようで超難しい。
表現したいものが作れない。
自分のパソコンで作ってるときは、うまく行くけど、IEでボロボロに。
IE対応の為に、仕事が2倍に…。
ハイスペックなPCで作ったのを、普通のPCで見ると…。
高速Wifiで作ったのを、通勤電車で見ると…。
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一方、エンジニア由来の技術。
フロントエンドエンジニアと言われる人。
正直、毎年技術トレンドが変わって、開発ツールも毎年アップデート、プログラミングも、毎年アップデート。
ただし技術トレンドに乗っかり、アップデートし続けないと、正直辛くなる。必須。
サポートが打ち切られたり、参考になる資料がどんどんなくなってくる。使えなくなる。
バンバン、アップデートし続ける好奇心、自分の得意な技術を全部捨ててでもトレンドに乗っかる勇気が必要。
僕も何度も何度もリセットした。
そういう世界で、生活してる。
ただ、技術トレンドを作り出す人たちも、いろんなブラウザ、デバイスのことを考えてくれてるので、2年間くらいは大丈夫。
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最新のブラウザから何年前まで考慮してする必要があるか。多分2年が限界。
プログラマー由来だと、細かい表現は気にしないことが多いので、古いブラウザは、とりあえず表示できればいいと考える。
新しいブラウザ、デバイスに最高の体験を、古いブラウザ、デバイスはそれなりの体験を。
古いブラウザ、デバイスで、最高の体験、最新の表現を作ることは難しい。
前は、Flashという、こういう問題を解決するクッションがあったんだけど、今そういうのはなくなった。
Flashがなくなって、Webデザイナーに無くなったもの、超リッチなインタラクション、綺麗なアニメーション、動画とアニメーション、インタラクションを融合したページを作る技術。
古いブラウザ、デバイスで最高の体験、最新の表現。
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今、デザイナーが一気通貫でWebページを完成させるには、どんな風にトレーニングしていけばいいのか?
悩まされる。
由来による差は、10年。
10年間の技術の変化を一つ一つ高速で体験していく方法か。
全て捨てて、今の技術だけに絞ってトレーニングするか。
多分、後者がいいのではと。
そして、毎年アップデートし、毎年リセットする。
今、欲しいのは、新しいツールや技術に、超高速に乗っかれる技術。捨てる勇気。
高速に乗っかれるだけの基礎。
難しい。
本当に、インパクトを与えることができると思うのは、最新の技術、表現が、新しいデバイスの発売日のタイミングで、それを使ったものをリリースこと。楽しい。
それには、開発者に提供されてるベータ版のブラウザ、デバイスを使う。
各ブラウザを標準化する人達の動きを追う。
それに参加すること。
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バックエンド、サーバーサイドの技術は、「常に最新であること」がトレンドになってる。
さらに先を行っている。
AWS(amazon web service )からは、バージョンアップします、〇〇月から、お使いのバージョンは使えなくなりますメールが頻繁に届く、そのペースもどんどん短くなっている。
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それを楽しむ、楽しいと思えること、
あ、こんな新しいサービス始まったんだと楽しむ。リリースを楽しみにする。
appleの製品、サービスみたいな感じで、ワクワクしないと。
昨日までできなかったことが、明日からできるようになった、また、その逆も。
それが楽しい。
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こう書いてると、予算とって発注して、設計して、開発して、テストして。
それを、外注するのは、かなりのリスキーな感じがしてくる。
外注して作ってもらってもいいけど、それを使っていくには内製化は必須だと。
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