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ねこのこと前編

たびたびツイッターで「ねこが〜」「🐱が〜」と言っている通りわたしは猫を飼っています。
世界で一番可愛くて今年で7歳のネコチャンですが、腎不全を患っています。

どういう感情?


いつまで生きてくれるのか、何をしてやれるのか日々考えながら生活しています。そこで、彼女とのこれまでを忘れないうちに忘れないためにいろいろと書いておこうと思います。

両手両足の色が違う


出会った

2015年5月のとある夜、外から「ギャオ!ギャオ!」と謎のダミ声がして、塊が飛び出してきました。鳴きすぎて喉を悪くしていたそれは、子猫でした。そんな声になる??ってくらい声が汚かった。

当時わたしは大学生で、ネコという存在はそれはも〜〜〜めちゃくちゃハチャメチャ熱狂的に大大大大大大大大好きでした。なぜなら可愛いからです(小並感)

でも大好き好き好き故に安易な気持ちで飼いたくなかったし、そもそも住んでいたアパートがペット禁止だったので、まあそのうちいなくなるだろう…と思いその日は特に何もしませんでした。

居着いちゃった

翌日、親切なアパートの隣人が扉の前に段ボールを設置し簡易ネコハウスを作ってあげていました。
しかしネコは自分の家を用意してもらったにも関わらず、住民の誰かが部屋に入ろうとしようものなら一緒に入ろうとします。図々しい、、世渡り上手いじゃん

野良にしては毛並みも綺麗だったし、信じられんほどの懐っこさから察するに、飼われてたけどどこかからうっかり脱走したのかも?とも考えていましたが、飼い主が探し回っている様子もなく、ネコは居着いてしまいました。
一生ギャオギャオ鳴いてるので、さすがに放っておけなくなり手だてを考えました。

自分が引き取るのは無理なので友人
…と思いましたが友人も大学生で一人暮らしの子ばかり。
中には実家暮らしの子もいましたが、そうタイミングよくネコが欲しいということもありません。

そこで、我が実家で飼ってもらうことにしました。
当時実家に先住猫はいましたが、別のネコと共存していた時期が数年あったので多分いけるやろ、という目論見です。
親はわたし同様気が狂ってるレベルでネコが好きなので、了承してくれました。

実家の先住猫(当時14さい)


ネコの処遇が決まり、カラスとかに襲われても困るので一旦自分の部屋で保護することを決めました。

隣人に「実家に送ろうと思っておりネコを引き取りたい」という旨を伝えたところ、「可哀想と思って引き取り手を探していたが見つからず、週末に大きな公園に連れて行こうと思っていた」とのことで間一髪引き取ることに成功しました。あぶね〜。

先述の通りペット禁止だったので部屋の隅に段ボールで簡易バリケードを作ってみましたが、初日にあえなく突破されました。子猫ってあの小さな体からめちゃくちゃパワーが出るんですね。声もすごいでかい。

保護初日なのに人の膝で寛ぐじゃん


いざ動物病院

翌日、寄生虫や病気を確認するため動物病院に連れていきました。近所に24時間営業のスーパーがあり、初日にトイレや爪とぎ、子猫用のフードや器などは光の速さで用意できました。

診察結果を持ってきた獣医さんは暗い顔でした。
というのも、ネコは白血病だったのです。
白血病はネコ同士で感染すること、白血病のネコは3歳半までには大抵死んでしまうこと、薬は無く、自然治癒する可能性は限りなく低いことを告げられました。

まだ生後3ヶ月なのにあと3年しか生きられないの???
元気そうだけど現代の医療で治らんこと、ある???
拾った責任がある以上死ぬまで面倒見てあげないと…

などのさまざまな感情が交錯しました。
悲しいからふつうに涙は出ちゃったな

ネコ同士で感染するとのことで、先住猫に病気がうつってしまいます。
そのため、子猫は自分で飼うことになりました。
やむなし。やむなしです。

目、でっけ〜〜〜んだよな


ネコのための人生始まった

ペット可のアパートに引っ越しました。家賃爆増。
そしてなぜか血尿が出ていたので、下部尿路ケアのかなりいい値段のごはんを動物病院で調達しながら大学時代は過ごしました。
おかげで貯金はありませんでした。ネコがいなくても無いんだろうけど。今も無いしな。

高級フードでも血尿は改善はされず、原因も不明。
しかし血尿以外はおおむね健康で、よく食べよく遊びよく眠っていました。
すくすく成長したネコはいつの間にか血尿も出なくなり(なんで?)
大きな病気や怪我なく3歳半を迎えました。

血尿が治ったことと、転職で引っ越して動物病院が変わったことに伴いごはんもグレードダウンしましたが、食欲の化身である彼女は文句ひとつ言わずガツガツ食べてくれていました。

去年の秋頃までは。

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