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この週末

9/9(金)

金曜夕方、仕事が終わって帰宅すると、ネコが目の前で嘔吐しました。
ネコはよくゲロ吐く生き物ですが、色が明らかに赤く、血の塊も混じっていました。
慌てて即座に動物病院へ。

写真を見せたところ、胃液が混ざっているように見えるので、恐らく胃潰瘍ですね。とのことでした。
腎不全だとなりやすいらしいです。。
なんでもありすぎる…

また、この前日から痛み止めを飲ませており、それが胃を荒らす原因になってしまうとも言われました。

というのも、ここ数日水を全く飲まなかったため相談したところ、口内炎が原因かなということで痛み止めをもらっていました。
(腎不全だと口内炎もできやすいそうです)

痛み止めのおかげか前日は水をガブガブ飲んでくれましたが、それが原因で血を吐くなら本末転倒です。

数日ぶりに飲めたのに、、、



その日は胃薬を出してもらって帰宅しました。

9/10(土)

朝見てみると口の周りに若干血がついていましたが、吐いてはいませんでした。
どちらにしろ皮下輸液で動物病院に行く予定で、その旨伝えたところ、「昨日の今日で胃が完全には治ってないのかな」といのことでした。薬が効きづらい…

投薬を続けますが、自力で水を飲まないままです。
相変わらずごはんより水を嫌がるので、まだ口内炎が痛いのかなと思っていました。
浴槽の中からこちらを見ていましたが、何か言いたげで、水は飲みたそうに見えました。

身体がちっちゃくなったね


9/11(日)

ここのところはずっと下駄箱で丸まって寝ています。
朝起きて様子を見に行くと床に血が落ちていました。
まだ口内炎が治らんか〜…と思いながら覗き込んだところネコの口の周りが血まみれでした。
文字通りの血まみれで、ぐっちゃぐちゃで、気がかなり動転しました。

が、そのままにしておくわけにはいかないので口の周りを拭いてみましたが、ズルッと血の塊が取れました。なんじゃこりゃ!!!
しかし依然として血は止まりません。

かかりつけの動物病院は日曜は休診のため診てもらえるところに電話します。
予約枠の間で診てもらえることになったので、ネコをキャリーに詰めて連れて車で向かいますが、いつもの動物病院より少し距離があり、移動中血はポタポタ出たままでした。

出血は口内で起きてるようでした。
口を開ける器具をごめんねと言われながらつっこまれ覗いたところ、口の中は血で真っ赤で、さらには舌に黒い塊が大量に絡み付いています。
丁寧に除去してもらい、止血剤と造血注射を打ってもらいました。

出血元は歯茎で、恐らく強制給餌のときのシリンジが当たって傷になったこと、さらに普通はこんなに血が出ないはずなので、恐らく白血病も作用し血が止まりにくかったのではないかということでした。

また、血液検査を行ったところ、BUNは計測不能、クレアチニンは11.2でした。
7月末の時点でクレアチニンが8あったことを伝えると、「8もあったのによくごはんを食べてましたね」と言われました。
8月末までは飽きつつもなんとか食べてたから、ガッツがあったんだな、、、ねこ、、、

1日入院を勧められましたが、検査の結果、赤血球の数値が低すぎて無理とのことでした。そのため、皮下輸液をしてもらい、連れ帰りました。

また、午後は親が様子を見にきてくれて、ペットシーツを持ってきてくれました。
今朝の一件で下駄箱が血まみれになっていましたし、ありがたい限りです。

下駄箱内は真っ暗だが所在がわかるようになった


その後、様子を見ていますが当然元気そうではなく、足取りも覚束ず、輸液後は必ずしていたおしっこをしなくなりました。
昨日の夜中から今朝にかけてしてたのが最後です。

1週間前くらいから猫トイレではもうしない(できない?)ようで、玄関や廊下の床にしていたのですが、トイレ以外でおしっこをしていないのは初めてです。

尻尾は話しかけると動いて、わたしのことをはたいてきますが、足は力が入っていません。
時折体勢を変えるので、一応動けはするのかな…。

嫌な時に鳴いたり、挨拶で短く鳴くことはありますが先ほど久々に「ニャー」と呼ばれました。
何を要求してるのか分からなかったのでとりあえず抱っこして撫でましたが、満足したのかなあ。よく分からん。


これからのこと

強制給餌を減らそうと思います。
奇跡が起きて元気になってほしい、生きてほしい気持ちは今も変わりませんが、水もごはんも食べられない。おしっこもできない。体重もどんどん減っていって、2キロしかない。
これが現実です。

そもそも、腎不全は治る病気ではないにしろ、様子を見ている限り、良くなる見込みはありません。強制給餌も皮下輸液も延命であって、治療ではありません。

ごはんと薬を毎日あげていましたが、そのたびネコを下駄箱から引き摺り出して、与えて…。
薬は飲まないので押し込んでいました。
ごはんも、嫌がって抵抗しているのに対して、無理してわずかな量を与えれば、少しは生きながらえるかもしれません。
でもネコにとっての幸せではなく、きっとわたしのエゴです。

ネットでも強制給餌をやめて後悔した方、してない方、いろんな方がおられますし、看取りの形はそれぞれなんだなとつくづく思いました。
きっとどれも正解で、ネコと飼い主の関係や、考え方によるもので、納得できるのであればそれで良いのだと思います。

ずっと生きていてほしいです。
7年半も一緒にいて、これから先、このネコのいない生活は考えられません。
何をするにもネコが第一で、それが苦ではなく、当然でした。
ネコのために働いて、ネコのために生きています。可愛くてたまりませんし、可愛くない日がありませんでした。

だからこそ、ネコとわたしが納得いく形で、最期を見届ける必要があります。


もうネコが嫌がることはやめようと思います。ただ、皮下輸液についてあんまり嫌がらないので、明日にでもかかりつけの動物病院の先生に相談してみようと思います。

今日行った先生にも、自宅で点滴をすることを勧められました。
連休も来ますし、必要であればそれも視野に入れますが、おしっこをしないのが気になっています。

脱水しなくなったけど結果として尿毒素は回るよなあ、、、など、正直分からないことだらけです、、、

去年の写真。今年はベッドで寝てくれなかったね


わたしのところに来てよかったと思ってもらえるように。もう頑張らなくても良いけど、穏やかに過ごせますように。

とりあえず、今日からわたしも玄関の床で寝ることにします。
体バキバキになりそうだけど。なるべく一緒にいたいもんな。

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