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【Discord】寝てる間に荒らしを自動で撃退!Vortexの効果的な設定例を紹介

・Vortexがしょっちゅう誤作動を起こして大変…
・AutoMod機能を使ってみたいけれど設定に迷ってしまう

という声が多く寄せられたため、Vortex Botを効果的に使って荒らしを防ぐべく、本記事では私が使用している設定をご紹介しようと思います。

(せっかちさんや設定に慣れている方は、
下記の目次から 2|設定例一覧 を見るだけでokです)

1|Vortex Botって?

Botと呼ばれる、Discord上で動くロボットの一種。

サーバーを荒らしや迷惑ユーザーから守れる(セキュリティを高められる)として有名で、機械的で例外のない処罰ができることから採用数が伸びている。

「AutoMod」と呼ばれる、全自動での24時間見回りシステムを持つ。
本記事では設定例のみ紹介するため、詳しい設定方法は下記の記事を参照。

2|設定例一覧

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>>settings で画像のような設定一覧を開くことができる。
本記事の設定を参考に、自分のサーバーで設定を行ってみてください。

3|Server Settings

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Prefix
デフォルトは >> です。他のBotと競合した際に変更すると良いでしょう。
私は様々なBotを入れていますが、今のところ競合したことは少ないです。
Mod Role
デフォルトはNone(なし)です。管理者権限の保持者以外のユーザーに、処罰関連のコマンドを使わせたい場合に設定すると良いでしょう。
Muted Role
デフォルトはNone(なし)です。設定していないとmuteコマンドが実質使えないため、導入してすぐに >>setup muteroleで作成してしまいましょう。

※ Mute用のロールの名前は「Muted」から変更しないでください。
デフォルトの役職名でない場合、設定していない判定になってしまいます。
Mod Log
strike(違反ポイント)加点 , 減点やBan , Kick , Muteなどのログを出力します。
Vortexの処罰関連コマンドの使用に必要になるため、設定を推奨します。
Message Log
編集 , 削除されたメッセージの内容を記録します。

Voice Log
ボイスチャンネルへの接続 , 切断 , 移動の内容を記録します。

Avatar Log
アイコンやユーザーネームの変更の内容を出力します。

Server Log
チャンネルの作成 , 削除など、サーバーへの変更内容を出力します。
Timezone
デフォルトはNone(なし)です。各種ログの表記時刻を設定します。
日本に設定しておくとログを見返す時に便利ですが、なくても困りません。

4|Punishments

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・仏の顔も三度まで
・サッカーのイエローカード制
・野球の三振ルール
など、Botに詳しくない方にも例えて説明しやすいため、
私は3点付与した時点でBANするようにしています。

5|Automod Settings

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Invite Links
Discordの招待URLを添付した時にstrikeを付与する設定。
>>ignore コマンドで宣伝チャンネルでは反応しないようにしています。
※ 関係ないサーバーの宣伝を貼りまくる荒らしに有効です。
Referral Links
ウイルスサイトのURLを添付した時にstrikeを付与する設定。
なぜかLINEスタンプショップのリンクに反応してしまうため、無効化。
※ 荒らしに効果を発揮したことは今のところないです。
Anti-Duplicate
重複したメッセージを投稿した時にstrikeを付与する設定。
こちらは一般の利用者が間違って作動させることが多かったため、無効化。
※ 全く同じ文をスパムする荒らしに有効です。
Maximum Mentions
一度にメンションできる人数 , 役職の個数上限を設けられる設定。
上限よりも多いメンションを飛ばした場合にstrikeを付与します。

ゲームコミュニティの場合、Userの方はパーティの人数ぐらいはメンションできるようにしておくといいでしょう。Roleの方はいい感じに調整してください。
※ 複数人に対してメンションしまくる荒らしに有効です。
Max Lines / Msg
1メッセージごとに使える行数の上限を設定できます。上限よりも多い行数を使用したメッセージを送信した場合にstrikeが付与されます。

私のコミュニティでは以前、創作小説を投稿するブームになったため、行数の上限を20→50に引き上げましたが、普通そんなに使うことはありません。
※ 長い文章を送りつけてログを流す荒らしに有効です。
Copypasta
コピペ文が投稿された時にstrikeを付与する設定。内部の仕組みは不明です。
体感的に、この設定が動作すること自体少ないような気がします。
※ 荒らしに効果を発揮したことは今のところないです。
@every1 Attempt
everyoneメンションを飛ばした時にstrikeを付与する設定。あらかじめルールなどにeveryoneメンションが使えない旨を書いておくと良いでしょう。
※ スパム系のメンション荒らしに有効です。
Auto AntiRaid
一定期間の参加者数が設定を上回ると、アンチレイドモードを自動で起動し、作動している期間内の新規参加者が自動でkickされるようになります。

荒らしがセルフBotなどを用いて、複数アカウントで迷惑行為を行っている場合に有効ですが、一般の利用者をkickしてしまうおそれがあります。

6|あとがき

私のコミュニティでは上記のようにAutoModを設定していますが、中でも「Invite Links」「@every1 Attempt」の2つの設定が、効果を発揮しています。

everyoneメンションとともに、関係のない招待リンクを貼りまくる荒らしは完封できるので、Vortex Botを導入 , 設定しておいて損はないと思います。

ただ、設定や注意書きなどをしっかりしていないと、迷惑行為を働いていない利用者まで処罰してしまうことになるため、その点は注意が必要です。


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