料理における時間 とは

手間暇とは、
労力および時間。 多くの場合、「手間隙をかける」の言い回しで、苦労もし、時間もかけることを意味する。

こと、料理の世界においてこの手間暇は【手間火間】ではないかと思う。

手間はもちろん、”手”をかける時”間”。
火間は、”火”にかける時”間”。

人類は食べ物を加熱することによって進化してきた。

加熱による利点は、
殺菌、テクスチャーの変化による食べやすさ及び消化吸収の効率化、テクスチャーと香りの変化による美味しさの向上がある。

テクスチャーや香りの変化は、加熱による細胞や成分の変化によって起こるので、加熱方法と温度と時間により大きく異なる。

つまり時間でしか起こらない変化があるということになる。

昨今、時短簡単が主流になりつつあるが、
時短簡単とは、手間火間と比較して考えると
簡単=手抜き、時短=間抜けと言っても過言ではない。

ただし手抜きとは「手数を省くこと」とも言えるので必ずしも悪いことだとは思わない。

しかし、間抜けとは「気がつかないでばかげた事をすること」なので、これはぜひとも気づいてほしいと思う。

時間がかかる料理でも大抵は待ち時間なので、実は手間はかかってないはず。
逆にいうと、待つだけで美味しくなるので、時間は有効に使って美味しい料理を食べてほしいなー。


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