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【試し読み】vol.7 海外シナリオにチャレンジしよう!―コツと注意点|えくすとら

本記事は、公式アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS」にて、有料プラン加入の方向けに公開中のアプリ限定コンテンツ、「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」の試し読み記事です。

#コラム


■文:蓮見かるほ/アーカム・メンバーズ
■絵:黒木賊

 今月の『クトゥルフ神話TRPG えくすとら』は海外のライターの手によるシナリオについてです。7月発売予定の“新クトゥルフ神話TRPGシナリオ集 ピーターセンの忌まわしき物語”(以下“忌まわしき物語”)のような海外シナリオでは、日本人ライターのシナリオとは違った舞台や状況、一味違ったテイストが楽しめます。ですが、海外シナリオをプレイする時にはちょっとしたコツを意識するとよいでしょう。

「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」Vol.7
新クトゥルフ神話TRPGシナリオ集 ピーターセンの忌まわしき物語

海外シナリオを初めて遊ぶときのコツ
 海外シナリオに初めて接すると、今まで遊んできたシナリオとは勝手が違って戸惑うことが少なくありません。次にどこへ行けばいいか手掛かりがない、探索者が積極的に介入する理由がない……などといった感想をよく聞きます。これは遊び方に対する考え方の違いによるもので、どちらがよい・悪いというものではありません。ただ、いくつかの違いやコツを理解しておくと困ったり悩んだりすることが減るでしょう。

明確な結末がないかもしれない
 “忌まわしき物語”の収録作がどれも非線形シナリオであるように、海外シナリオにはキーパーやプレイヤーのアイデアしだいでいくらでも話を広げられるものが多くあります。裏を返せば、事件の真相を突き止めて必ず解決しようという意思を持って行動しなければ、物語の真相にたどり着けないことも考えられます。
 ただ、これは必ずしも悪いこととは言えません。参加者全員が納得する結末を作り出せるなら、シナリオで想定されている大まかな結末を変えたってかまわないのです。リスクはもちろんありますが、自分たちの行動しだいで物語を作っているという手応えがより強く感じられるでしょう。
 それでももしプレイングに不安があるようなら、キーパーは事前に結末についていくつか案を考えておくのはいかがでしょうか。厳密に一つの目標に向かって筋書きを固めるよりは、プレイヤーの行動に応じてノリで進めるほうが結果として満足度の高いセッションになるでしょう。

「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」Vol.7

続きは公式アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS」にてご覧ください。

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