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東京メトロの水害対策がハマスの地下司令部に似ている

東京メトロの水害対策のPRがある。地下数十メートルに複数の階層で設置された駅施設を水害から守っている。
その図が、ガザにあるというハマスの地下司令部の想像図に似ている。
地下トンネルを張り巡らせ、こちらも地下数十メートルに複数層の司令部があるという。その場所は、ガザ北部の病院施設の真下。一番下には、人質がかくまわれているらしい。研究したのは、イスラエルの学者(多分、軍にも通じているだろう)。NHKの報道特集で見た。

どうしてイスラエル軍が度々病院施設を攻撃するのか?
また最近では北部の物資不足、燃料不足で病院の発電設備が稼働せず、入院患者の生命の危険が指摘される中、イスラエルは頑固としてガザ地区への燃料の搬入を拒否している。
イスラエルの主張は、病院用の燃料は、ハマスが供給すべきだということだが、そうしたイスラエルの主張の背景がよくわかる。
地下司令部の発電施設は、おおよそ地上の病院の発電施設にもなっているのだ。地上の病院とハマスの地下司令部は一体の施設なのだ。
ハマスの軍事施設があるから、イスラエルは病院を攻撃しているのだろう。
軍事施設があるからと言って、病院を攻撃することは人道に反する。一方で、病院の地下に軍事施設を構築する行為も許されるものではない。
こういうことを人間を盾にしたというのだろう。
ハマスとしては、圧倒的な戦力差の中でとった戦術だろうが。

病院の地下にハマスの軍事施設があるというのは、イスラエル側の謀略だとはいえないだろう。戦術としては昔からありうる。沖縄戦のさなか、首里にあった司令部を人口密集地の南部に移した日本軍の行為も同様といえる。

地上戦が拡大する中で、病院施設への攻撃は一層激しくなることが予想される。世界は、次に一層悲惨な体験をすることになる。


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