こないだ、会社の飲み会で、

「自殺するならどんな手段がいいか(苦しくなさそうか)」とかいう話題が、(他部署の)管理職から出た。

「飛び降りは痛そう」「練炭かなぁ」「電車は論外だよね」など。

その6人がけテーブルでは、なかなかその話題が長続きして、終わらなかった。私はしばらく無言を貫いたけど、なぜこの話題で盛り上がれるのかわからないまま、「なにか死にたいほどしんどいことがあるんでしょうか」と訊いた。

話題のひとつとして、まったく理解ができないわけではないけど。悪趣味すぎてつらかった。

その女性管理職は、「ぜんぜん! 死にたいなんてことはないよ〜!」と笑って、「ただ単純に気になって、テレビで見ると痛そうだな〜って思うから。中途半端だと嫌じゃない?」みたいなことを言ってた(気がする)。

自分の延長線上にあるわけじゃないから、こんな笑って話ができるのか、と思った。延長線上じゃなくても、その人の周囲にはいなかったんだろうか。きっと縁遠い話だったんだろうな。

「しんどいわけじゃなくて、よかったです」「なにか死にたくなるようなつらいことが生まれたなら、私なんかでも、誰でも、口にできそうな相手に言ってもらえたらと思います」

そこまでを。頑張って言って、この話題のことを忘れることにした。(忘れられなかったから今こうして書きました。)

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