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底辺皆伝が語る、独断と偏見による弐寺の運指毎のメリット・デメリットについて

 こんにちわ。でるそるです。昨日、Discord某所のVCにて運指の話が出てきたので、備忘録も兼ねて運指についてまとめてみようと思います。
 なお私は根性論だけで音ゲーをやってきた未難の数が3桁を誇るSP皆伝ですので、そのところをご留意いただけると幸いです。(予防線)
 そうじゃないよ。お前が言っていることは間違っているよってご意見は常に募集中です。


弐寺の運指にはどんなものがある?

 それでは早速運指の種類についてなのですが、まず大きく区分すると北斗運指と固定運指に分かれます。
 ざっくり説明すると北斗運指はその名の通り、某世紀末救世主みたいに鍵盤を叩く方法です。それこそ弐寺を始めたばかりの人は基本的にこの運指になります。対して固定運指は、鍵盤に対して指を割り当てて鍵盤を叩く方法になります。人間の指は両手で10本、弐寺の鍵盤は7つなので両手の指が足りていればすべて賄えますね。(出来るとは言っていない)こちらはある程度の難易度の譜面をプレイする人あたりが導入するイメージでしょうか。この固定運指はさらに細分化することができ、対称固定、1048式固定、3:5半固定(筆者の解釈によると厳密には固定ではない)に分かれます。
 基本的に弐寺は1分ちょいから2分前後の曲の中で降ってくるノーツを叩くゲームなので、難易度が上がれば上がるほど北斗運指は不利になります。なので大抵ののプレイヤーは固定運指を習得していくわけですが、固定運指も種類によってメリットとデメリットが存在し、どれか一つの運指を習得するだけではなく様々な運指を習得して使い分けていく必要があります。
 またスクラッチの拾い方も固定運指によって変わってくるので、結局のところプレイの引き出しを増やすのが重要だと筆者は考えます。


運指別のメリット・デメリット

1 北斗運指

・メリット
 腕を上げて落とす叩き方なので鍵盤音でリズムが取りやすく、精度が取りやすい。
 縦連、ズレ・ハネ譜面に対しての処理が容易。

・デメリット
 譜面の密度が濃くなるとノーツを拾うのは非常に大変。(個人的にはLv.10あたりからキツい)

 北斗運指のメリット・デメリットは挙げたとおりです。正直なところ、高難度で戦うには非常に厳しい運指であると思います。ですが、低難度でスコアを狙ったり、局所的に縦連が飛んできたり、G2(A)みたいに2連打でリズムを刻むような譜面には割と効果があるので最初から固定運指を使うのではなく、ある程度の実力がつくまでは北斗運指でやっていくのが大事だと考えます。

2 対称固定

・メリット
 人間の手の形状上、最も無理なく各鍵盤に指を配置可能。
 4鍵をどちらの手で取るかを選択することが可能。

・デメリット
 スクラッチと鍵盤が複合する譜面ではどうしても固定を崩す必要がある。 

 対称固定は、鍵盤に対して指をスクラッチ側から数えて
 ・1、7鍵:薬指
 ・2、6鍵:中指
 ・3、5鍵:親指
 ・4鍵:人差し指(左右)
 と、指を左右対称に配置する固定方法です。恐らく何ら前情報が無い状態で鍵盤に指をそれぞれ配置するとすれば大抵この形になると思います。一番自然な固定方法なので北斗運指のプレイヤーでも取っ付きやすい運指ですが、スクラッチを取るときはどうしても固定を崩さなければならないデメリットがあります。特に高難度の譜面はスクラッチが鍵盤と複合する配置が多いので、そういった意味では非常に厳しい戦いを強いられます。
 手の形が自然なので腕押しがしやすく、指の動かし方も簡単な部類になります。とりあえず固定運指ってどんなものなのかを試すにはおススメです。

3 1048式固定

・メリット
 密度の濃い譜面に対して非常に強い。
 手首皿が使用可能。

・デメリット
 人間の手の形状上不自然な形のため、慣れるには少々時間がかかる。
 手首皿を使わない場合は基本的に崩しが必須。

 1048式固定は、鍵盤に対して指をスクラッチ側から数えて
 ・1鍵:スクラッチ側の手の親指
 ・2鍵:スクラッチ側の手の中指
 ・3鍵:スクラッチ側の手の人差し指
 ・4鍵:スクラッチ側ではない手の人差し指
 ・5鍵:スクラッチ側ではない手の親指
 ・6鍵:スクラッチ側ではない手の中指
 ・7鍵:スクラッチ側ではない手の薬指
 という指を配置する方法です。この運指は慣れこそ必要ですが、密度の濃い高難度譜面ではほぼこれ一択ではないかと思います。スクラッチを拾う時にも、手首でスクラッチを拾う技術である手首皿を無理なく導入することが出来るため、スクラッチと鍵盤の複合譜面にも強いというのが最大級の利点です。その反面、基本的に指先で鍵盤を押す運指なので精度を取る、縦連、1-3トリルなど苦手な配置も多少あり、指の配置上直感的でない指の動かし方をするのが難点です。(後者は慣れてくれば気にならなくなりますが)
 また、手首皿を使わない場合は対称固定同様、固定を崩す必要がありますが、人によっては1048式完全固定という発展形でスクラッチを取るプレイヤーも存在します。

4 3:5半固定

・メリット
 自由度が高く、スクラッチが取りやすい。

・デメリット
 スクラッチと鍵盤の複合譜面は苦手。

 3:5半固定は筆者的には固定運指というよりかは固定運指を崩した際に使う譜面の捌き方であり、厳密には固定運指とはまた違うのかなと考えております。北斗運指と固定運指のハイブリッドであり、自由度が高く、スクラッチを取りやすいメリットがありますが、その分両方の運指の弱点を孕んでいます。どちらかと言うと固定方法というよりかはテクニックですが、固定運指を使う以上習得すべきものでもあるため、ぜひ覚えておきましょう。


まとめ

 結局のところどの運指を選んでもメリットとデメリットは存在するので、色々な運指が使えるようになるのが一番だと思います。実際トップクラスのプレイヤーたちを見ていても、全員が全員同じ運指をしているのではなく、それぞれ自分に合ったカスタマイズをしてプレイしているので、正解なんて無いんですよね。
 ただ、使える運指が増えればプレイの幅も広がりますので、常に何かを模索していく必要があるということは正解なのかもしれません。それではまた!