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過去ストーリー③ 起業準備のためにコンサルに挑戦

「コーチングを仕事にしたい!」と思ったものの、いきなり会社を辞める勇気はありませんでした。会社員としての仕事も、まだやり切った気がしませんでした。そこで、人事コンサルの仕事にチャレンジすることにしました。

人事もコンサルも未経験だった私を拾ってくれた会社には、感謝しかありません。グローバルM&Aの際の人事コンサルのチームで働くことになりました。

最高にエキサイティングな毎日が始まりました。北米や欧州の案件が多く、夜の2~3時まで働く日々が続きました。

チームではいつも笑いが飛び交っていました。おかげで、ハードワークはあまり気になりませんでした。グローバルなチームと協業しながら、ビジネスの最前線で働くのは毎日が学びの連続でした。

同時に、将来やりたいこともよりクリアになりました。私がパッションを持っているのは、誰かの人生をより良くするサポートをすること。

人事コンサルは楽しかったですが、本当にやりたい仕事とは違いました。人事コンサルは、ビジネスの目的に合わせて人を動かす仕組みを作ります。

当然ですが、個人の自己実現を支援するのとは違います。むしろ利害が対立することもあり得ます。

典型的な仕事は報酬や評価、昇格の仕組みの設計、人材育成体系の整備などです。こうした仕組みにはパワーがあります。承認や安心を求める人間の心理を使って人を動かします。

働く人は、自分にとって本当に何が大切かを分かっていないと、組織のパワーに飲み込まれることがあります。本当はもっとやりたいことがあるのに、その選択を恐れる。本当はもっと色んな可能性があるのに、それが見えなくなるなど。

よりハッピーな働き方を実現するには、組織のパワーに負けない軸を持つことが大切だと思います。

現在提供している英語コーチングのサービスの流れで、お客様の転職や異動、昇格、給与の交渉などのアドバイスをさせて頂くことがあります。

組織の仕組みを作る経験をしたからこそ、お役に立てる部分があるのかなと思っています。

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過去ストーリー① 10代の頃のコンプレックス
過去ストーリー② 挫折から見つけた本当にやりたいこと
過去ストーリー③ 起業準備のためにコンサルに挑戦
過去ストーリー④ 昇進と出版の間で生まれた葛藤
過去ストーリー⑤ プロの英語コーチとして独立
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