ギター_前編_-5

「ストーン効果法」 ~オーディオと原音再生 前編~

先月ストーン効果法の「号外」ということで、埼玉県のO様からいただいた評価メールをご紹介しましたが、ストーン効果法最大の特徴は、なんといっても音がきれいになることだと思います。快晴の空のように、すっきり澄み切った音になります。これが、ストーン、「石」の効果なのではないでしょうか。それと、進化した音を聴いてみると、音の密度と分解能が上がり、それまで聴こえなかったもの(ソースに入っている音)が細部に亘って良く聴こえるようになっているのです。例えば、オーケストラ演奏の中で鳴るトライアングルの音です。以前はよほど注意しないと聴こえませんでしたが、今ははっきりと明瞭に聴こえます。他にも「こんな音が入ってたんだぁ!」と感激することもしばしばあります。おそらく、これは筆者が行った新たな方法が影響しているものと思われます。すなわち、ストーン効果法のストーンは石の材質もさることながら、その形状及び置き方も効果につながっているのではないか、ということです。詳しく知りたい方は、ヤフオクに出品しているストーン効果法の「使い方ガイド」の写真をご覧ください。
https://auctions.yahoo.co.jp/list3/23764-category.html(⇒「その他」カテゴリー)

そしてさらに、ここへ来て驚くべきことが明らかになりました。それは、ストーンの増幅作用です。「うっそぉー!」と思われるかも知れませんが、事実です!(笑)。試しに右のスピーカのストーンを外してみたところ、音が左に偏りました。どうも最近(ボリュームの位置を変えてないのに)音が大きくなったと思ったら、このせいだったんですね。現在、筆者はデバイスを含めて複数のストーンを使用していますが、これらの相乗作用により全体的に音が大きくなったものと思われます。音が大きくなって、しかも音が良くなるのですから、こんないいことはありませんね!筆者の中では、何が好作用を引き出しているのかが大体分かってきました…が、これらの仕組みをより深く解明すれば、理想のストーンが作れるのではないでしょうか?オーディオメーカーの方、ぜひ製品化してください。ご協力しますよ!!(ノーベル賞を取るために・・!?)

さて、先日あるオーディオ評論家の方がオーディオ再生に関して「生より生々しい」(!?)と評した記事を見ましたが、見方(聴き方?)によっては、その表現も有りなのかなと思っております。確かに、ただ「生々しい」だけではみんなが使っていて当たり前のように聞こえてしまいますので、違いが分からず面白くありません。評論家の方は奇を衒ったのでしょうが、筆者が目指す「原音再生」とは、ひょっとするとこういうことなのかもしれません。でも、こんなことってあるのでしょうか?結論から言うと、あります!それは、生でも「生でないように聴こえる」ことがあるからです。

1つは、環境です。最近のコンサートホールやライブハウスでは、一部クラシックコンサートを除いてPA(音響装置)が使われていますが、PAを通すと音が変わってしまいます。つまり、生の音ではなくなってしまっているのです。もちろんギターやバイオリンなど音の小さな楽器(ボーカルも含めて)にはPAが必要不可欠と言えますが、ブラスやドラムスのような音の大きな楽器にまでPAを使うのはどうか、と筆者自身は思うのですが・・。

筆者は学生の頃バンドをやっていました。担当はドラムスです。ピアノも多少は弾けますが、人様に聴かせられるレベルではありません(笑)。ギターと管楽器を加えた、カルテットまたはクインテットのジャズコンボです。練習はもちろん、ライブステージでもPAは使いません。まさしく生の音が聴けていたのです。ですから、今は当時を思い出しながら「生々しい音」かどうかを判断しています。

もう1つは、楽器自体の生の音を聴いたことがなく、レコードやCDに入っている音が生の音だと思っている人が多いことです。実際、楽器演奏家や過去にその楽器の生の音を聴いた人など、ごく一部の人しか本当の生の音を知らないのです。筆者もバンドで使っていなかった楽器については生の音を聴いてないのですから、軽々しく「生々しい」とは言えませんね。分かりにくいのは電気楽器です。エレキギター、エレキベース、エレクトリックピアノなど、電気(アンプ)を利用する楽器については、アンプから出た音が原音と言えます。昔エレキベースの音をアンプを通さないで録音する、いわゆるライン録り(もちろんスマホのラインではありません!)というのがありましたが、音を聴いてみると確かに音質は良いのですが、実際のエレキベースの音とは違うものになっていました。ですから、厳密に言うと原音再生の原音は生の音ではないのです。何が本当の生、「本生」なのか(ビールにありましたっけ?)訳が分からなくなってしまいますね。この場合は、生の音を想像しながらでも生々しく聴ければ、「生々しい」と言ってもいいのではないでしょうか。

昔テレビドラマで「三匹の侍」という時代劇を放送していましたが、この中で人を斬るシーンの効果音が実に生々しく、本当に斬っているように思えました。後で聞いた話ですが、これはキャベツを切っている音を録音して、スロー再生で加工したものだそうです。あと、刀の刃と刃が当たる「チャリーン」という音とか、その後ではやはりテレビドラマの「必殺仕事人」の三味線の糸を引っ張る音、首に針を突き刺す音など、実際には聴けない音がまことしやかに作られています。これも想像することで、「生より生々しい」といえるのではないでしょうか。

それでは、具体的に生々しい音を出すにはどうすればよいでしょうか?⇒後編に続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?