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「ストーン効果法」 ~原音再生 女性ボーカル編~

世の中は今(新型コロナウィルスで)大変なことになっていますね。みなさんさぞかし暇を持て余しているのではないでしょうか。こんな時こそ、いい音楽を聴いて心をリラックスさせるとともに、ご自分のオーディオをグレードアップしてみませんか? いい音でいい音楽を聴くと本当に癒されますよ!この「ストーン効果法」を使えば、お金をあまり掛けずに音が良くなります。以前(30年前?)聴いていたポール・モーリアの弦がこんなに綺麗な音だったとは・・改めて感動しています(笑)。安物のオーディオシステム(失礼!)でも、見違えるようにランクアップが図れます。費用は数千円です(CD1~2枚分)。ヤフオクに石(ストーン)を出品していますので、騙されたと思って(?)試してみてください!
https://auctions.yahoo.co.jp/list3/23764-category.html(⇒「その他」カテゴリー)

以前にご紹介した埼玉県のO様から、またうれしいメールを頂きました。
(先般新たなストーンをお送りして使用してもらったところ)
「音がまったく変わり(どんな人でも違いはわかるとおもいますが)音に厚みがまし重厚でより浸透力が増しました。奥行きも深くなった気がします。」(原文のまま)
ということで、またまたストーン効果法の進化が認められました。O様、ありがとうございます。

さて、今回は女性ボーカルです。ジャズに限らず、あらゆるジャンルの女性ボーカルの好録音ソースを紹介していきたいと思います。まず、筆者が女性ボーカルのリファレンス(オーディオの音質基準)として使っているのが、クレモンティーヌの「ルミエール」です。1曲目から多重録音されたクレモンティーヌの声が生々しく抜け出してきますが、特にギターだけの伴奏で歌う2曲目、3曲目、10曲目、11曲目が、本当に目の前で歌っているようで(気持ち悪いくらい)生々しいです。いまにも、歌い手の息がかかってきそうです。また、このギターも響きがいいです。2曲目の途中に入るハーモニカの音もいいです。3曲目と10曲目の男性ボーカルの声がやけに生々しく、10曲目の冒頭部分でクレモンティーヌが(多分男性の方を見て?)思わず「ふふっ」とするのが良く捉えられています。12曲目は(声もいいですが)間奏部分のギターの弾ける音とバイオリンの鋭く伸びた高音のアンサンブルがすばらしいです。

クレモンティーヌのCDはどれも録音が良く、ほぼすべてを所持していますが、なかでもよく聴いているのが「ソリータ」というアルバムです。タイトルチューンの5曲目「ソリータ」(お子さんの名前だそうです)では、ベースの低音とドラムス、パーカッションの響きが気持ち良く、途中から入るサックスの音もいいです。次の6曲目も左側から出てくるソプラノサックスの音色がいいですね。また、ギターの弦が弾ける音とトライアングルの高音が良く出ています。7曲目は途中に出てくるフェンダーローズ(エレクトリックピアノ)の音がいいです。そして、8曲目の囁くようなボーカルとピアノ、ベース、ドラムスのブラッシュワーク、ハイハットの響きがいいです。

次に紹介するのが、クレモンティーヌの前にリファレンスとして愛聴してきた女性ジャズボーカリスト、ジャシンタの「枯葉」です。これもオーディオファンには有名なアルバムですが、なんといっても声が魅力的でいいです。彼女の声はシルキーで抜けが良く、まさに眼前に(悩ましく!?)迫ってきます。このCDは、アナログのマスターテープからデジタル化されたもので、録音にはすべて真空管コンデンサーマイクが使われていると書かれています(1つだけFETのものがありましたが・・!?)。この1曲目は、出だしのベースから音が良く、ジャシンタの声が自然に出てくるとスピーカの存在を忘れさせてくれます。また、途中からのシンバルの音が実に生々しく、鮮明に抜け出してきます(EJTの前のリファレンスとして使っていました!)。シンバルといえば、前回1つ忘れていました。トミー・フラナガンがリーダーのスーパー・ジャズ・トリオの「ザ・スタンダード」というアルバムです。何曲かドラムソロの部分があるのですが、このシンバルが生々しく、またタムタムやバスタムの音も良く録れていて、低音の響きがいいです(ただベースの低音は響きが変です!?)。ジャシンタに戻しましょう(笑)。2曲目はバラードですが、バックの(左サイドの?)ギターの響きが良く、ワインでも飲みながら聴くと、ナイトクラブにでも居るような雰囲気で気分が最高に高まります。5曲目タイトルチューンのピアノとベース、ミュートトランペットの響きも素敵です。10曲目冒頭のアカペラは、声が「ふぁっ」と迫って来て、思わずゾクッとしてしまいます。

録音がいいという点では、ポップスのアルバムから今井美樹の「PRIDE」です。4曲目の「DRIVEに連れてって」はシングルヒットにもなりましたが、エレキベースの「弾む」低音をベースに、軽快なリズムに乗って歌う、ちょっとエコーがかかった今井美樹の透き通った声が印象的です。このCDでは、歌声はともかく(録音のことですよ!?)バックの演奏全般にベースの低音が利いていて、ギターの高音とドラムス、パーカッションなどのアンサンブルが良く録れています。なかでも、10曲目のベースの低音とグロッケン(鉄琴)の高音がいいです。また、7曲目はバックコーラスが良く(奥行きが深いです)、楽曲の終わりにかけての盛り上がりにも感銘してしまいます。9曲目もバックコーラスが入りますが、1人の男性ボーカルが突出して聴こえてきて、誰かと思ったら布袋寅泰だったんですね。感動しました!(笑)。12曲目タイトルチューンの間奏に入るギターの音もいいです。他にも、今井美樹のアルバムでは「AQUA」がお薦めです。今井美樹の声自体は、こちらの方が(録音が)いいです。1曲目のタイトルチューンは乗りが良く、布袋寅泰のギターや途中のフェンダーローズの音も良く抜け出てきて、思わず体が動いてしまいます。4曲目と11曲目の弦(ストリングス)、5曲目のバックコーラス、6曲目のリズム、9曲目のギター、10曲目のドラムスとピアノ、ベースの低音などが心地よいです。

いわゆる歌謡曲(昭和歌謡?)を含めた和製ポップス(J-POP)の女性ボーカルは、昔から好きでよく聴いています(小柳ルミ子、天地真理のファンでした!?・・笑)。現在も活躍されているアーティストがたくさんいらっしゃいますが、その方たちの若い頃の作品をFM放送のライブからエアチェックしたものをテープで所持しております。その歌声を再生すると、大変懐かしく当時を思い出させてくれます。例えば、森山良子、由紀さおり、ピンキー(今陽子)、チェリッシュ、ペドロ&カプリシャス時代の高橋真梨子(当時は高橋まり)、といった面々です。当時、毎週末にNHKFMで放送されていたスタジオライブ収録の番組を2トラ・サンパチで録音していました。いわば、マスターテープのセカンドコピーですね!歌声もさることながら、バックバンドの演奏がいいです。いずれ本稿の『ビッグバンド編』にも登場させる予定ですが、このバンド演奏は厚みがあり、歌声とともに生々しく響きます。CDの音とはまた違って、アナログ音源の良さを存分に発揮してくれます(アナログの音は本当にいいです!)。本人が今聴いたらびっくりするのではないかと思われますが・・いゃ失礼(笑)。

テレビの音楽番組からのソースでは、NHKの「SONGS」やテレビ朝日の「題名のない音楽会」などを録画したものがあります。もちろん音声はデジタルで、CD以上(48kHzのリニアPCM)の音質を確保しております。これらは、アーティスト別にDVDに焼いて保存しております。女性ボーカルでよく聴いているのは、(やはり?)高橋真梨子、松田聖子、小野リサ、といった面々です。小野リサは「題名のない音楽会」で当時MCの五嶋龍とスタジオライブ収録されたものですが、五嶋龍のバイオリン(音がいいです!)とのボサノバナンバーが心地よいです。

ちょっと古くなりますが、元ちとせの「ハイヌミカゼ」というアルバムの2曲目「ワダツミの木」のボーカルが生々しくていいです。これは、福山雅治の「桜坂」と並んで(筆者のなかでは)和製ポップスの1、2を争う好録音ではないかと思っています。バスドラとハイハットのリズムを刻む音や、ベースの低音も良く録れています。最近では、なかの綾という女性ボーカリストのラテン歌謡アルバム「わるいくせ」の4曲目、6曲目、9曲目、10曲目などが録音、演奏ともに良く、気に入ってよく聴いています。まだまだありますが、今回はこのくらいにしておきましょう。(笑)


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