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「ストーン効果法」 ~オーディオと周波数特性編~

はじめに、「ストーン効果法」使用上の注意点について記しておきたいと思います。お察しの通り、ストーン効果法は音は良くなるのですが、見た目が悪くなるという外観上の問題があります。また、固定できないという唯一の弱点があり、そのため見た目にも非常に不安定です。つまり、落下の危険性があるということです。この対策をぜひ行ってください。ただし、石に直接触れたりすると効果が半減、あるいは無くなりますので、支えや接着テープ、接着剤などは「厳禁!」です。万一落下しても大丈夫な(他に危害を加えない)ようにするか、面倒でも音楽を聴くときにだけ乗せる、とかしてください。(日本は地震が多い国ですから・・!?)

https://auctions.yahoo.co.jp/list3/23764-category.html(⇒「その他」カテゴリー)

さて、今回は筆者自身(自信?)のオーディオシステムの紹介を交えて、オーディオの音の良さの基準となる周波数特性について書きたいと思います。専門的には「f特」などと呼ばれていますが、周波数の範囲(レンジ)とそれぞれの周波数での音の大きさ(レベル)をグラフ化したものです。分かりやすく言うと、音の低音、中音、高音がどういった大きさで出るか?ということです。理想的にはこれが同レベル(フラットといいます)になることですが、そうはいきません(笑)。そもそも、全周波数帯域(可聴周波数20Hz~20,000Hz)の音をフラットで出すスピーカがありません。昔(今も?)シングルコーンのフルレンジというスピーカがありましたが、それでも100Hz~15,000Hzがやっとでした。どうしても口径の大きさによって出力できる周波数が限られてしまいます。つまり、低音を出そうと思うと原理的に大きなスピーカが必要となり、逆に高音は小さなスピーカが必要となるからです。そのため、低音用、中音用、高音用とそれぞれの帯域を受け持つスピーカが必要となるのです(3ウェイシステムなどと呼ばれます)。筆者も現在3ウェイで、さらにそれぞれのアンプを用いたマルチアンプシステムを使用しています。ただ、これで周波数レンジ全体をフラットにできるかというと、そうでもありません!それは、人間の耳がフラットではないからです。また、前回記したソースについてもフラットではありません(録音時のf特も関係しますので・・)。さらにその音を聴く環境(リスニングルーム)、これが一番問題なのですが、当然フラットではないのです。ですから、オーディオとしての周波数特性は、最終的に聴く人の耳に入った音がフラットになるようにコントロールすべきなのです。

筆者は昔からトーンコントロール(TC)を愛用しています。一部のオーディオ評論家やオーディオファンの方で、「TCは音を悪くする」と言う人がいますが、そんなことはありません。確かに、信号の通り道に余計な(?)TC回路が入るわけですから、直接の経路となるソースダイレクトの方が信号的にはきれいですが、果たしてTC回路が音を悪くするでしょうか?その先のケーブルとかコネクターの方が、よっぽど音を悪くしていると思いますが・・。それを言うなら、(フォノ)イコライザーやヘッドアンプなども使えなくなってしまいます。筆者はこのTCを使って自分の好みの音を作り出していて、個人的にはf特がフラットよりやや低音が利いた音が好きです。音がいいと評判のFM局(J局)が低音をブースト(増強)して送出しているのは有名な話です。人間の(筆者の?)耳が低音の利いた音を心地良く感じるからなのでしょうか。(個人差がありますので何とも言えませんが・・)

筆者はまた、グラフィックイコライザー(略してグライコなどという人もいます)も使用しています。これは、周波数レンジを数十に分割して、より細かくそれぞれの周波数でのレベルを上げ下げできるようにしたものです。これも、一部のオーディオ評論家やオーディオファンが、「音を濁す」とか言って嫌っているようですが、最近著名オーディオ評論家のS氏が使っていたことを明かした記事を見ました。S氏曰く、「思い通りの低音を出すにはこれを使うしかなかった」とのことです。まさに、「わが意を得たり!」とほくそ笑んでいるオーディオおやじです。(笑)

前述しましたように、オーディオ再生の周波数特性フラット化で一番影響するのが、リスニングルームではないでしょうか?筆者が現在のマンションに引っ越して驚いたのが、自身のオーディオの音が変わったことです。引っ越す前もマンションでしたが、部屋の大きさはさほど変わらないのに音は大きく変わったのです。前は低音が良く出ていたのに、こちらに来てからはあまり低音が出なくなり、逆に高音が良く出るようになったのです。リスニングルームの環境によってこれほどまでに音が変わるとは思いませんでした。やはり部屋の影響はかなり大きく、壁や家具などの反射による音の変化は数デシベルにも及ぶそうですから、当然ですね!これを、筆者はグラフィックイコライザーで調整していたのですが、それほど補正できませんでした。そこで、この「ストーン効果法」が初めて功を奏したのです。これを導入することで、低音も高音も良く出るようになりました。筆者は、高音用にJBLのスーパーツィータを使っていますが、今までに聴いたことがないような超高音が出てるのにはびっくりです。また、低音用に使っているヤマハのサブウーハなどは、低音が出過ぎるようになり、階下の家に迷惑がかかるのでは、と心配して多少抑えぎみにしています。(階下の方、ごめんなさい!?)

最後に、ストーン効果法以外にも低音の響きを良くする方法がありますので、今回特別にご紹介したいと思います。これは、過去のオーディオ誌に載っていた方法をヒントに筆者なりにアレンジしたものですが、サブウーハなど低音用スピーカの下に3個のレンガブロックを置き、その上にそれぞれ硬貨を乗せて使うというものです。雑誌では、五百円硬貨を薦めていましたが、筆者はこれを(記念硬貨の)千円硬貨にしています。何といっても、千円硬貨(宣伝効果?)抜群ですから・・なんちゃって(!?)。なお、後ろの2枚は五百円硬貨でも十分です。さらに、音を良くする取って置きの方法があるのですが、これは取って置きましょう(笑)。いずれ有料ページにでも載せるつもりでおります。楽しみにしていてください。そして、その上にストーンを乗せれば完璧です。ぜひ試してみてください!!


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