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CD出始めの頃の思い出話

みなさん、こんにちは。「ストーン効果法」で、毎月オーディオ関連記事をnoteに連載している「オーディオおやじ」です。今般、お題企画で「#はじめて買ったCD」の投稿募集があったので応募いたします。

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たしか、最初に民生用のCDプレーヤを見たのは1984年のオーディオフェア会場でのことだったと思いますが、その頃「松田聖子」がヒットを連発していました。CDは「コンパクト・ディスク」の略称ですが、それまでのレーザー・ディスクに対して大きさを小さくしたものがソニーとフィリップスの共同開発により作られ、それまでのレコードに取って代わる音楽媒体として広く普及させようとしていたのです。そのオーディオフェアで用いられた試聴用CDが、松田聖子の「白いパラソル」でした。(松田聖子は当時CBSソニーの所属でした。)

筆者は、CDの音をそこで初めて聴きました。すぐに感じたのは、SN(信号対雑音比)の良さです。レコードのスクラッチノイズや、カセットテープのヒスノイズが全くなく、綺麗に楽曲と歌声だけが聴こえたのです。もちろん音質も、周波数特性、ダイナミックレンジともに広く、これまで聴いたことがないくらい「いい音」でした。これには感動しました!凄い媒体ができたものだと、改めて技術の進歩に驚きを隠せませんでした。

松田聖子のベスト盤が出たのは翌年の1985年ですが、ここで初めてそれまでのヒット曲がすべてCD化されたのです。早速、購入しました!価格はなんと10,000円でした。安月給のサラリーマンにとっては大金でしたが、なんとしてでもあの「白いパラソル」が聴きたくて、清水の舞台から飛び降りるつもりで買いました(笑)。家のオーディオシステムで聴いた音は、会場で聴いた音と同等以上で、十分満足できるものでした。

ちなみに、カー・ステレオのソース(媒体)は当時、8トラックからカセットへの移行段階でした。新車にはカセットデッキが搭載されており、それまでFM放送でエアチェックしたカセットを持ち歩いて(?)聴いていましたが、このCDをダビングして聴けるようになり、随分カセットで聴いて楽しみました。現在は、直接CDから聴けますから嘘のようですね!?便利な世の中になりました(笑)。

これが、「オーディオおやじ」の「#はじめて買ったCD」の思い出話です。


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