【13】化学物質過敏症の症状まとめ（姉の場合）
SNS上でも化学物質過敏症(CS)で苦しんでいる人、
そしてもしかしたらCSの症状かもしれないのに気がついていない人が
溢れていたので、参考になればとまとめます。
化学物質過敏症の症状をなかなかメディアが取り上げてくれない中、テレビ金沢が特集してくれた
3分間のドキュメンタリーがあるので、ぜひ↓
十勝新聞でも取り上げてくれています。
https://kachimai.jp/article/index.php?no=20191259256
化学物質過敏症の原因、きっかけとなる化学物質やその症状には
人により様々です。ですが、
柔軟剤の合成香料、マイクロカプセルにより発症する方がとても多く、
柔軟剤を使用している友人と楽しく話していたら発症した方もいます。
香りが長続きするマイクロカプセルは、より進化し、
有害物質を含んだまま香りは長続き、使用者の衣類だけではなく、
洗濯物から空中に散り、隣家の窓、換気扇から侵入し、
電車やバスの公共交通機関、スーパーや学校、いろんな所でばら撒かれ
13人に1人の確率で、すれ違う誰かを苦しめています。
現在進行系で化学物質過敏症患者、それに伴い電磁波過敏症患者を
増やし続けています。
化学物質過敏症、発症の経緯(姉の場合)をまとめました。
◯新入社員の柔軟剤 P&G社 の レノアがトリガーとなり発症。
最初はあまりの臭さに、香水をつけて出社しているのか？と思い、
辛いので止めてほしいと伝えたところ、香水は不使用、
もしかしたら柔軟剤の香りかも？とのこと。
使用を止めてほしいとお願いしたが、臭いが改善されず、
トラブルを避けるため社内で上司や同僚に相談する。
他の人には気にならないと言われ、
”こんなに臭うのに？と不思議に感じる。”
◯席を少し離してもらうが、効果はなく、
そのうち他の社員の香りや社内で使用している芳香剤、洗剤、ハンドソープなどの香りも気になりだす。
◯喘息がひどくなり、耳がとてつもなく痛い、
頭痛、めまい、下痢、動機がひどく、
記憶力思考力が低下。体調はどんどん悪化。
耳鼻科、
内科、
消化器科、
呼吸器科など様々な病院にかかり、
大腸検査を行うも診断は出ない。
◯柔軟剤の香りが強くて苦しいことを、
職場の人間関係を崩さずに、
どのように言ったら伝わるか、変えてもらえるか、悩み
”柔軟剤”のキーワードでネットで調べているうちに、
”化学物質過敏症”という病気があることにたどり着き、
自身の症状に当てはまることに気がつく。
ここまで３ヶ月かかる。
（姉の場合は自身で気が付くことができたので、
これでも早いほうで、どの病院に行っても診断がくだらず、
ネット上では10年近く苦しんでから診断された方もいた。）
◯ネットで調べた、”化学物質過敏症”も診れます。
と書いてあった内科に行くが、
医師も詳しくはなく、治療法はない、化学物質を避けるしか無い。
「あまり気にしすぎない方がいいですよ」と言われる。
診断書をだしてもらう。
◯社長に
◆化学物質過敏症の診断書
◆化学物質過敏症とはどんな病か？ の資料 を見てもらい
◆社員のみなさまへのお願い
を社内で配布して良いか相談したところ、断られる。
（↓姉が用意した、◆社員のみなさまへのお願い）
社長から資料の配布を断られた際、言われたこと4点
1)姉からの◆社員のみなさまへのお願い を配ることで
「柔軟剤や香水を使用している人、喫煙者に、
こんな職場では働けないと辞められてしまうと困る。」
2)「化学物質過敏症が認知されている病気ではない。」
（すでに2009年に厚生労働省にて病名登録されていると話したが、
周知されていないからと言われる。）
3)「足に大ケガしているなど、誰が見てもわかれば良いが
パッと見元気そうに見える」
と言われる。この時姉は
(元気？こんなにも具合が悪いのに？？)
と思ったが、
この言葉の通り、
"パッと見元気そうに見える"ことで、
●病気の苦しみを理解されない
●ナマケ病に思われる
など後々まで姉は苦しめられることになる。
4)「ゆっくり休んだほうがいい」と案に退職を勧められる。
(↓姉が用意した、化学物質過敏症という病気についての資料。）
◯その後も仕事は続けるが
社員のみなさまへ病気についての周知、お願いを配れず、
社内での全面協力が得られなかったため、
有害な化学物質をあまり減らすことができず、症状が悪化。
社内での姉の体調不良やマスクの使用、部屋の換気などの行動も
精神的なもの、新入社員に対する嫌悪だと誤解されたりもした。
◯更に症状が悪化、
頭と耳が痛み、目がツーンとしみるような感覚。
頭や肩を上から押されて、押しつぶされているような感覚。
ボーッとする。
柔軟剤使用者以外にも喫煙者が近づくと
上記の症状がより強くなり、悪化するようになる。
社内に芳香剤、消臭剤、ファブリーズ、加湿器のアロマ、合成洗剤、タバコ、殺虫剤が近くにあると、
頭と耳が痛くなり、耳が膜を張ったようになり、音が聞こえにくくなる。
シャチハタのインクにさえ反応。
◯家庭でも歯磨き粉を使ったら、いつも痛くなかった腰の下が痛む。
子供の学校のおたよりが読めなくなる(プリントのインクによる)。
◯化学物質過敏症の患者を何千人とみている病院をみつけ診てもらう。
「今の会社で仕事を続ければ、寝たきりになる」
と言われる。
◯15年勤めた会社を辞めざるをえなくなる。
後々わかるのだが、この時点で
すでに電磁波過敏症(ES)の症状を併発。
以下ESの症状と思われるもの。
耳の奥の痛み、聞こえない、耳鳴り。
口内炎、メタリックな味覚、常に口の中が鉄の味。
ものすごく喉が乾く、目と肌や髪が異常に乾燥。
肩こり、腰、腕の痛み、肘膝の関節痛。
異常な疲れ、異常な眠気。
家に着くとぐったりして、階段を昇ることができない。
CS、ESどちらか判断がつかない症状。
肌、顔の赤み、かゆみ。目眩。目がしみるように痛み、
目を開けるのが困難、瞳孔が開く。
もし現在姉と同じような症状で苦しんでいる方がいたら、
すでにCSを発症しているかもしれません。
有害な化学物質の使用を止めなければ症状は悪化します。
現在日本国内の化学物質過敏症患者は
100万人といわれています。
つまり、13人にひとりがすでに発症しています。
そしてこれは、潜在的な疾病ではなく、香害による公害。
明らかに有害な化学物質による公害です。
現在は、メディア統制によってほとんど公にされていませんが、
数年後には水俣病や川崎病のように深刻な社会問題として
より多くの患者がでてくるでしょう。
13人。これを読んでいただいている方にとって、
友人や家族、13人は大事な人がいませんか？
そのうちのひとりがこの病にかかり、人生を損なわれたら？
化学物質過敏症、
電磁波過敏症について認知度をあげ、
特にトリガーとなる、
柔軟剤、合成洗剤の有害性を広めることに
ご協力いただけたらと願います。
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