junaida展「IMAGINARIUM」に行ってきました
千葉県佐倉市民の立場からしても「どうして佐倉市で?」と思うような、素敵な展覧会に行ってきました。
junaida展「IMAGINARIUM」
ジュナイダ、イマジナリウムと読みます。
ポスターがこちら。
ほとんど前情報なしで行きました。カタカナの名前から海外の画家さんなのかなと思っていたら、見ていくうちに作品に日本語が使われていて、あれ、日本の人なのかな、と。
1978年生まれの日本の男性で、絵本だけでなく、小説の装丁も手がける人気画家さんなんですね。
400点超の原画が並ぶ、見応えのある展覧会でしたよ。
透明水彩の、とても繊細な絵を間近で見られます。よくこんなに描けるなあと感心してしまう繊細さです。かわいい、きれいな絵もあるし、奇妙な、不思議な雰囲気の作品もあります。
テーマや構図も面白く、独特な世界観、これぞ才能という感じ。こんなふうに自由に絵が描けたら楽しいだろうなぁ、、
展示も凝っていて、最後まで楽しめました。最後にあった絵本『の』の展示は特におもしろいと思いました。ぎざぎざの階段みたいになっていて、と文字で言ってもよくわかりませんね。
撮影OKだったので、数枚だけ写真を載せさせていただきましょう。
左側に言葉が書かれています。
「ポケットの中のお城の」
「いちばん上のながめのよい部屋の」
という具合に、「の」でつながっていくんです。ぜんぶ、最後まで。
センスがいい! こんど絵本としても読んでみたいです。絵もかわいいし、色もいいんですよね、、
junaida展「IMAGINARIUM」
会場は佐倉市立美術館。京成佐倉駅から徒歩10分ほどです。
9月24日(日)まで。
佐倉市立美術館による案内はこちら
https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/exhibition/2023/202308junaida.html
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美術館の一階にカフェがあり、評判が良いので楽しみに行きました。
食べたかったカポナータのパニーニは完売。残念!
クロックムッシュ
地卵のプリン
あんずのパウンドケーキ
玄米甘酒ラテ を夫と頼みました。
どれもとっても美味しくて、しかもお手ごろ料金でした。
カフェ、おすすめです。
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ミュージアムショップも賑わっていて、展覧会の興奮さめやらぬ夫は画集を購入していました。確かに、junaidaさんの絵にはいろんな工夫が凝らしてあり、あとから気づく仕掛けがたくさんありそうです。
近くから、画集が欲しいと駄々をこねる小学生の男の子に、ポストカードにしなさいと諭すお母さんの声が聞こえてきました。
そんなの買ってどうするの?と聞くお母さんに、家に帰ってからも見たいんだ、と男の子が真剣に答えています。私は心の中で、うんうん、そうだね、と微笑ましく聞いていました。
大人も子どもも楽しめる絵です。
この展覧会、佐倉市内の方だけでなく、遠くから電車に乗ってでも見に行く価値あり、と思います。
展示スペースは、先日は最後になるとちょっと空調がきつく感じたので、羽織ものがあると安心です。
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