日本はもう終わりだ
終わりだ終わりだ、どこに行ってもそういう話しか聞かない。
給料が上がらないから終わりだ、低金利だ終わりだ、研究費が先進国最低だ、時価総額ランキングからも外れた、日本の職人が海外に流出、平均年収400万、非正規雇用の増加、少子高齢化、生産効率性の低さ、
あー。
いいですね。そうやってバブル経済を経験してさぞ楽しかった時代を経験された方々は、自分の現役時代を終えたらあとは終わりだと騒いでいれば良くて。
騒いでさえいればまるで本気で考えている気になれて、良かったですね。
終わりだという記事の中で、じゃあどうすればいいのか、この国はどこに活路を見い出せばいいのか、我々はどうすれば幸福になれるのか、そういう話をしている人は全然いない。
それは、そんな活路さえ見いだせないほど絶望的な状況だからか?
違う。
日本が経済成長する前は、戦後の焼け野原だったはず
今成長期の真っ只中にある新興国は20年前は、全く日本の足元に及ばない経済規模だったはず
ひっくり返せるだろ。まだ。全然。
これだけの多くの人が文化教養を持ち、独自の習慣と価値観を形成してきた国が、いま限界を迎えているはずがないだろ
たくさんある成長の芽を見ずに終わりだと言って悲観して楽に生きてるだけだろう
抜け出すには、無理にでも前を見なくちゃだめだ
少なくとも私は、世界一番にならなくていい、ただ私が大好きな人と文化のあるこの国が、これからもっと元気で豊かで幸せになってほしい、その為に少しでも役に立つことをして死にたいと思っているよ
これから現役を生きる若者は、
終わりだと言われるこの国でなんとか希望を見出して生きていかなきゃいけないんだよ
適当に発する言葉の一つ一つが子どもたちの希望を曇らせていると、わかっているんだろうか
本当に苦しいのは終わりを知るときじゃない、終わりを知った上で前を向くことだ
だから今、大人たちは前を向かなくちゃいけない、そうだろ
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