マガジンのカバー画像

暗号資産の税金について本気で考えてみた

17
クリプト系の税金を得意とする税法研究者・泉絢也と税理士・藤本剛平が、暗号資産の税金問題について、シンプルな言葉で、一歩踏み込んだ記事を提供します!
運営しているクリエイター

#暗号資産

暗号資産ウォレット、そのID及びパスワードを譲渡及び交付することによって暗号資産を…

本件は、審査請求人が行った暗号資産の譲渡等に係る所得について、原処分庁が雑所得に該当する…

暗号資産取引に係る雑所得を除外する脱税スキームを用いて所得税を免れたとして有罪と…

今回取り上げる東京地裁令和6年6月3日判決(TAINSコード:Z999-9178)の所得税法違反被告事…

暗号資産の雑所得を秘匿し、所得税を脱税していたとして有罪となった事件(暗号資産の…

エイダとビットコインを保有していた被告人が、その保有する暗号資産がA社に帰属するかのよう…

米国ビットコインETFを売却した場合の所得には分離課税が適用されるか?(ビットコイ…

この記事では、日本の居住者が、米国のビットコインETF(直物)を米国の市場で売却した場合の…

12

税務署に相談していた暗号資産のステーキングの税金について、無申告加算税が課された…

暗号資産のステーキングによる所得の税金について、関与税理士とともに税務署に相談していたも…

37

暗号資産(仮想通貨)に係る所得税について、個人間取引や海外取引所の取引で「損失」…

暗号資産の取引に係る所得を確定申告に含めていなかったとして、所得税等と過少申告加算税の課…

11

国税庁FAQ改定で、暗号資産の所得から控除できる必要経費はどうなる?(税理士報酬、情報収集費用の必要経費は認められない?)

国税庁は、令和4年12月22日付で、「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」を改定しました。 アメリカの居住者が保有する暗号資産を日本の暗号資産交換業者に売却した場合に、日本での申告は不要という「1-7 非居住者又は外国法人が行う暗号資産取引」が加わっていますが、この記事では、「2-2 暗号資産取引の所得区分」と「2-3 暗号資産の必要経費」を確認しましょう。 なお、このFAQ改定の背後には、雑所得に係る所得税基本通達の改正があります。この内容は、ややこしいた

暗号資産のマイニングに係る所得が、所得税法上の事業所得ではなく、雑所得とされた事…

令和5年度税制改正大綱に、次のような記載がありました。 これは、マイニングママシーンへの…

暗号資産税制と令和5年度税制改正大綱(期末時価評価損益認識対象外の暗号資産)

★東洋大学大学院でクリプト・トークン・web3の課税関係について学びたい方はお気軽に泉宛にお…

暗号資産・NFT・その他デジタル資産の税務相談を受けます

暗号資産・NFT・ステーブルコイン・その他のデジタル資産、メタバース、DAO、ブロックチェーン…

【随時更新中】暗号資産・NFTの税金:著者によるこれまでの記事・論文等の例

★東洋大学大学院でクリプト・トークン・web3の課税関係について学びたい方はお気軽に泉宛にお…

ファントークンの税金は譲渡所得?(FCRコインと暗号資産の譲渡所得該当性)

サッカークラブ等が、ファン向けに、座席の優先購入権や投票に参加する権利などが付着したファ…

暗号資産の期末時価評価課税(法人税)の改正に関する議論~自民党NFT・PT ホワイト…

(税務相談・税務調査対応等のお仕事依頼はこちら) 2022年8月31日追記 期末時価評価課税に関す…

OECDによる暗号資産(NFT/ステーブルコイン含む)の報告制度の枠組み(Crypto-Asset Reporting Framework”CARF”)等のパブコメ

OECDは、2022年3月22日に、暗号資産の取引やウォレットの情報など、暗号資産に関する税情報を標準化し、各国間で自動的に交換する枠組み(Crypto-Asset Reporting Framework, ”CARF”)を開発中であることを公表しました。 開発中の案を公表し、2022年4月29日までの期間で、意見募集をしています。 今回は、ごく簡単にその中身を確認してみます。 まずは、暗号資産取引所の負担は結構増加することになりそうですかね。 なお、CARFにおける