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2023-05-25

めのはなし

同居人と同居をし始めてから大体1年くらいになるね。
一年前の私は、人間と目を合わせて会話をするのをものすごく不快がっていて、同居人とお話する時も、視線を手で遮るようにしていました。今では信じられないけれど、私に目線を合わせるのは威嚇行為だからやめてほしいと同居人によく言っていました(同居人は「動物じゃないんだから?!」と言ってアイコンタクトを取ろうとするのをやめませんでしたが)。
しばらくして同居人と視線を合わせることに慣れて不快に思わなくなってくると、今度は同居人の眼球にとても興味を惹かれました。目の構造は知識として知っていましたが、自分以外の目をあまり観察したことがなかったので、よく見てみたくなりました。特に、私の顔を見た時、瞳孔が開くのか閉じるのか確認しておきたい、と思いました。水晶体越しに目の中身の真っ黒い色が見えるのは不思議です。瞼を指で開いて至近距離で覗くのは同居人が怖がるので数回でやめました。
私と根気強くコミュケーションを取り続けてくれる人間は貴重で、故に同居人にはとても感謝しています。人間のことは嫌いで、よく『ここにいる全員が今すぐ死ねばいいのに』と思ったりしますが、同居人のことだけは大切にしたいです。同居人が努力家なのは知っていたけど、対人面でもそうとは思っていませんでしたね。
う~ん、良かったです!

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