3-2. 移動平均線とビットコイン(暗号通貨)相場 [中編] ~グランビルの法則で覚えるエントリー(利食い)ポイント~

移動平均線を活用したトレード手法の続きです。

今回は移動平均を活用したトレードのエントリーポイントについて学んでいきます。平均がわかっても、実際にどこでエントリーしたら良いかわからないですよね。

移動平均を使った全てのエントリーポイント(買いと売りあわせて計8箇所)を、グランビルの法則に沿って理解していきましょう。

今回は、前半でお勉強していただき、後半で実際のチャートを見ていきます。


前半:お勉強編 移動平均を使ったトレードのエントリー(利食い)ポイントを覚える

グランビルの法則は、移動平均を利用した売買シグナルのフレームワーク(暗記法のようなもの)だと思っていただいて差し支えないかと思います。既にグランビルの法則は知ってるよという人は前半は読み飛ばしてください。

移動平均を使った4つの買いポイントを表に整理すると下記のようになります

買い1は大げさにいうと誰でも儲かるボーナス相場みたいなものです、ぜひ見逃さないようにしましょう。

買い2は1と比べるといつエントリーするかが少しむずかしいです。ゴールデンクロスしてからだと少し利幅が減ってしまうので、ロウソク足やチャートの形を見ながらなるべく早めに入りましょう。

買い3は2と似ていますが、移動平均線が急勾配であるほど信用性が高いです。買い2と買い3はダウ理論で考えても自分のエントリーが順張りになっているのか判断してみてください。

買い4は逆張りなので難しいです。慣れていない方は捨てたほうが良いです。取りたい場合は、オシレータ指標のダイバージェンスやボリンジャーバンドを使って慎重にエントリー(後章で書いていきます)しましょう。

続いて、移動平均を使った4つの売りポイントを表に整理すると下記のようになります

売り1は買い4の逆パターンですね。ボリンジャーバンドやダイバージェンスを使って入っていきますが、損小利大にするのはとても難しいです。

売り2は買い1の逆パターンでとても簡単ですね。

売り3は少しむずかしいパターンです。下落の値幅がとても大きいので、損切りラインを置いて慎重にエントリーしましょう。

売り4は移動平均線が急であるなら狙っていきましょう。これもダウ理論やフィボナッチをチェックしながら損小利大を狙いましょう。


後半:チャートを見て実践編 

さて、お待ちかねの実際のチャートを使った実践編です!

移動平均線のnoteの前編を発信した際に、仮想NISHIさんにアドバイスいただいて気がついたのですが、50日移動平均線が効いているポイントが多い(使える)みたいなので、使っていきます。

前編で使っていた15日移動平均に加えて、50日移動平均の2本をロウソク足チャートに加えたものを見ていきます。

素材: ビットコイン日足売買ポイント(15日移動平均+ 50日移動平均(2017年9月~2018年4月までのビットコイン相場)

書き加えていて途中で疲れてしまったので、全部は書いていません。笑

ざっと見た感じで、まだ半分くらいエントリーポイントがあります。

話がそれますが図を見た際に、ダウ理論が強烈に効いているのがわかるでしょうか。中長期上げトレンドのときは買いポイントが多く、下げトレンドのときは売りポイントが目立ちます。

逆バリは決まると非常に気持ちいいのですが、基本的にはトレンドフォロー戦略が非常に重要で勝率が高いということがわかるではないかと思います。

日足じゃなくて15分などの短期足などでも使える

日足だと、スウィングトレードやデイトレードに向かないとお感じの皆様は短期足でも一つの相場(山底〜山〜次の山底)を見てみると良いと思います

期間をロウソク足15本分と50本分のまま、2時間足や15時間足でチャートを見てみてください。グランビルの法則が決まりまくっているのがわかるのではないでしょうか。

(私がnoteの作図に良く使っているチャートは下記です)

ここまで、1章から真剣に読んで頂いている読者の方は、ダウ理論、エリオット波動理論、移動平均線の3つのテクニカル指標を同時に使ってチャートが読み解けるようになってきていると思います。

反発と反落を繰り返すチャートが、以前よりも美しく見えるようになってきていれば、とても順調なのではないかなと思います。

本日は以上です。移動平均線についてはもう一回続きます。ご要望やご質問などありましたらコメント欄にメッセージをお寄せいただけるとうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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