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デロイト、ポルカドットのKILTブロックチェーンを海運業界向けサービスに採用

会計事務所の「ビッグ4」の1つであるデロイト(Deloitte)が、ポルカドット(Polkadot)ベースのKILTブロックチェーンを利用して、海運業界に特化した物流・サプライチェーン・サービスを提供する。

KILTプロトコルの創始者であるインゴ・リューベ(Ingo Rube)氏は、インド・ブロックチェーン・ウィーク・カンファレンスでCoinDeskに、デロイトはサプライチェーン・テクノロジー企業であるNexxiotと協力し、KYXと呼ばれる新しいタイプの物流サービスを提供すると語った。

KYXは「Know Your Client(KYC)」と「Know Your Cargo」を組み合わせたもので、それぞれ顧客の身元と出荷された商品を特定・確認する2つのプロセスだ。このシステムはKILTネットワーク上に構築されている。

「非中央集権的でオープンソースのソリューション『Built on KILT』を使えば、暗号資産(仮想通貨)を扱ったり、ブロックチェーンの経験を必要としたりすることなく、どのような事業体でもブロックチェーン上に構築されたサービスを作ることができる」とリューベ氏は声明で述べた。

海運大手のハパックロイド(Hapag-Lloyd)がKYXを導入する最初の企業となり、通信大手のボーダフォン(Vodafone)がそれに続く。ハパックロイドは、約150万個のコンテナに、コンテナが安全で未開封であることを示す追跡可能なデバイスを装備するという。

データによると、KILTプロトコルのネイティブトークンであるKILTは、過去24時間で2.5%上昇している。

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