Monaparty トークンと上場 (part 3/2)

続き

前回、Monaparty 系トークンの上場について

中の人はそのことについて何かを言うつもりはありません。留められませんし、留めません。

と記しました。

もうちょっと直接的に言い換えると、中の人は上場について興味がありません。


業者BOT垢は、オフラインで仮想通貨業界の方々とお会いすることもあるっぽいです。 #業者だからな

概ね想像がつくと思いますが、web系のバックグラウンドを持つ方が多く、経営層はインターネットが爆発的に普及した頃に、何らかの形で事業で関わっている方が多いようです。そういう業界なので「インターネットが歩んだ道程を、仮想通貨も辿るだろう」という仮説をしばしば耳にします。

中の人も同感でいます。

今の仮想通貨界隈をインターネットに喩えると「プロバイダ乱立時代 (1995〜2000年)」と思っています。それまでも技術系大企業・研究者・学生等はインターネットに接続可能で、荻窪ラーメンマップとか眺めていたり、NetNewsという掲示板みたいなもので、言論プロレスしたりしていました。そこからインターネット・プロバイダの台頭によって、より多くの人々が自宅や会社にダイアルアップで繋がるようになりました。初老の紳士が家電量販店で「インターネットください」っていうようになりました。ビットバレーとか神宮前.orgとかがブイブイいっていた頃です。バブルでしたね。インターネット・バブル。

しかし、あの時代は長くはつづきませんでした。

同様に「新規が仮想通貨を手に入れるには政府許認可の取引所/販売所で買うしか無い」という時代も、もう数年以内に終わります。たぶん。


余談になりますが、この件でも、モナコイナーは一足先の未来を行っているようです。相場の騰落で阿鼻叫喚になっている横で、コーヒーとかクッキーとか芋とか米とか売り買いして「うめぇwwww」とかやっているわけです。


そして Monaparty には、分散取引所 (DEX) があります。

承認間隔 90 秒より短い速度の取引は今のところできませんので、現在主流の板張り付きデイトレードの方々には不満が大きいことでしょう。

しかしトランザクション性能に関しては、Lightning Network 対応など進むことにより、ある程度の解決はしてしまうかもしれません。

DEX は資金決済法が定める「業」の要件を満たさないという見解が一般的なようです。つまり Monapary が直接的に仮想通貨交換業者に依存する必要はありません。(少なくとも本稿執筆時点では、ですが)

とはいえ、Monaparty のトークンだけで経済が回るとは思っていません。fiat または換金性のある他のコインとの交換ができることは重要です。この件についても解決策はあります。

本家 Counterparty から、Monaparty との atomic swap の打診が来ています。これは Slack で流れたので秘密でもなんでもありません。また、現行の DEX は MONA - XMP の注文を弾きますが、atomic swap で解決できる可能性が充分にあります。

MONA/XMP や XCP/XMP のトレードが DEX でできるなら、MONA や XCP を介して fiat と繋がればよいですよね?


どうやら中の人は、数年先の世界を見ているっぽいです。外れるかもしれませんが。

上場で成り上がるスタイルは、中の人にも魅力的ではあり、確かに射幸心を掻き立てられます。しかし、1億円相当(本稿執筆時点)も焼かれてしまったこともあり、それに見合う未来を組み上げたいな、と。

同時に、上場したい/させたいという方々がいらっしゃっても、それはそれでどうぞ、と。

そんなことを業者BOTの中の人は考えているっぽいです。おわり。

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