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web3をビジネスにしようとしていますが、それは今までとは少し違う形なのでは#3

 世界のいろいろなところで、web3をビジネスにしようとしています。日本ももちろんそうです。米国と中国はちょっと違いますが。ということで、以下の話の続きです。

 上記の話を書いているときに、ふと、マイニングを国策にというのを考え、例えば、イーサリアム上のアプリケーションをたくさん生み出して流行らせる一方、イーサリアムのステーキングを国内で盛んにやれば、国として儲かるのでは無いか、という半分冗談のようなことを考えました。
 ただし、すぐやってることがバレる(バレても別に悪いことでは無い)のと、イーサリアムのことだから特定の国にバリデーターが集中すると何らかしらプロトコルをいじりそうだなと思うので成功するかどうかは怪しいのですが。
 ビットコインのマイニングは電気のコストとマイニングマシンの技術開発競争があるのでなかなか厳しいものがありますが、イーサリアムのPOSならまだまだチャンスがあるかもと考えたのです。イーサリアムの場合32ETHあればバリデーターになれます。なので、国民が32ETH以上持ち、かつリソースを提供すればその分、金利収入が得られます。というのをみんなでやれば国としては豊かになれます。
 残念ながらまだまだ日本は金利収入や投資収益に対してポジティブなマインドになっていないので、実現するのは難しそうですけど、理屈としてはあり得るのではないかと思いました。外貨ではないですが、国として外貨を稼ぐというのは豊かになるための重要な施策です。これをweb3でやるというのもありなのでは。
 ただし、イーサリアムのバリデーターになっても、ペナルティを科せられないようにPCをネットに常時接続稼働させておかなければならないので、個人でやるには少しハードルが高そう。なので、企業がステーキングサービスをやった方が一般の人は参入しやすくなる気がします。これであれば32ETH無くても少額からステーキング出来ますし。
 もちろん、その分、利率が下がりますが、逆に企業側には金利収入が入るのでビジネスとして成立する可能性はあります。企業側はクラウドを構築しても良いですし、既存のクラウドサービスを利用してもかまわないと思います。それは資本効率としてどちらの方が得かという話なので。
 ビットコインはアプリケーションが限られている、というか、思想的に価値移転と価値保存に重きを置いているので、あまり上にアプリケーションが乗っかるというのは今のところなさそうですが、イーサリアムの場合はそもそもがワールドコンピュータを目指しているので、今後、いろいろな展開が考えられそうです。

 イーサリアムの価格そのものが下がってしまうと、いくら金利が高くても目減りしてしまいますが、少なくとも利率は銀行金利より遙かに高い5%です。5%というのも昨今の金融引き締めで他の金融商品でもありそうなので取り立てて高いわけではないのですが、銀行金利に比べれば遙かに高い。もし、イーサリアムの価格そのものが上がれば、さらに利益が出ます。という、ポエムなお話でした。





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