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11/24・11/25 お祝いの土曜日

11/24 金曜

起きて母にお誕生日おめでとうとLINEした。明日のお出かけの待ち合わせ場所に、渋谷の「明日の神話」を指定する。伝わらなかったので絵の写真を送った。部屋が暗い。今日も気持ちが焦っていて、頭の中に靄が立ち込めていて、何も考えていなかった。考えられなかった。

夕方の退勤後は日本語レッスン。「売れ筋」で例文を作ってほしいと言うと、「IKEAではソフトクリームが売れ筋です」と。可愛らしくにっこり。シナモンロールも売れ筋ではないかと伝えるが日本語では伝わらず検索をかけた。話が派生してサンリオのシナモロールの話になる。男の子なことに驚いていた。

荻上チキSession聴いて宝塚の厳しい上下関係のルールに胸を痛め過ぎて食欲不振加速。1年生が喋れる単語が6つ、7つ?その程度しかないのだと。「はい」「いいえ」「お疲れ様です」みたいな簡素なやつ。微笑んだら怒られて連帯責任でぞろぞろと先輩に謝りに行くんだと。ハキハキした口調で何度も何度も謝罪を重ねるのだと。その先に何があるんだろう。もしゆねちゃんが宝塚学校入学したらとか考えたらお気持ち最悪になる。

昨日『GIFT』観た時に、手負いの鹿を別単語で表していたんだけどそれを忘れた。検索かけたがわからず。


11/25 土曜日

お出かけハッピーサタデイの開幕。しかし1日に人様を巻き込む予定があると本当に身体が緊張する。仕事もそうだけど、自分以外の他者が絡む予定にまだ弱くて、今日はそれが強かった。

N高がテーマのカンブリア宮殿再生しながら巻きの気持ちで昼ごはん。昨日中に書き上げた手紙とプレゼントも忘れずに持つ。母はもう着いていた。髪がさらに短くなっており携帯の待ち受けがトトロになっていた。自慢だけど私の母はとても美しい。ずっと綺麗。

二子玉川に行く。大きなクリスマスツリーを前にしてめちゃくちゃ写真を撮るし撮られる。目線を逸らして自然な写りにするのって難しいよねと話す。視線を上に向けたら発見した何かを見つめる普通の人になった。蔦屋書店で緑を沢山見る。試着したメガネが予想以上に似合いビビる。適当につけたジャスミンの香りのハンドクリームが段々と気に入り、欲しいなと思うも値段しか覚えていない、30ml1540円。お洋服沢山見るがどれも似合い一周回って買えない現象が起きた。空腹で身体がスカスカな感覚。地下のフードコートでマグロの解体ショーが行われていて盛況。知らないおじさんが撮るムービーの画面越しに解体を見る。頭取り合いのじゃんけん。縁起物っぽくて見れたのが嬉しかった。

少しだけドンクで腹ごしらえ。

ひとり1.5個食べようという話になる。拒食に引っ張られてパンを選ぶだけですごくすごく時間がかかる。母は一周見渡す前から決めており強かった。クリームチーズ入りはちみつパンと、クリームパンで永遠に迷うけどクリームパン。食べる時手が震えた。一度食べて糖が身体に回ると頭がクリアになる感覚がありここまでくれば問題はないのだが、食べるまでの一歩がとにかく長く辛いのだ。少しずつ頑張らなきゃ。

食べながら自分が置かれる環境についての話。中国の諺でこんなのがあると母が教えてくれる。

才能があっても、見初めてくれる人がいなけりゃ意味ない、これって実力はもちろん、運もかなり絡んでいる気がするし、風水を重んじる中国っぽいなと思った。日本ではどの諺にあたるんだろう?虎穴に入らずんば虎子を得ずとは何か違うのか、と問われ、意味が異なる旨を伝える。

この後のディナーは最寄りが三越前なので移動。2人とも着てる服、UNIQLOなのにねと笑い合う。地下鉄に長く乗って気持ち悪くなった。日本橋で降りて煌びやかな街を歩く。母が私の手を取って繋ぎ、そのままコートのポケットに入れてくれる。嬉しい。三越デパートのライオンが緑のパーティーハットを被っていて、凛々しい。折角なので写真を撮ってもらった。お気に入りの1枚がまた増えた。説明の札曰く、このライオンは必勝祈願像として有名で、誰にも見られずに背中に跨ると願いが叶うと言われているとのことであった。真夜中に訪れる受験生はいたかな。

折角なので1階をぐるりと一周する。「お母様、昨日はGUCCIでお鞄を買いましたけど、今日はどうします?」「そうね、今日は真珠にしましょうか」と笑いながら会話した。デパート中央の核の部分にTASAKI。ショーウィンドウのネックレスかリングか、960万円。絶句。

予約したお店はとても雰囲気が良くて、事前のお願い通り、見晴らしが良く人のいない場所に通してくれた。オレンジの光に照らされた母がより綺麗に見えて、話を遮って今日のお母さんすごく素敵だと真剣に褒めたらやめてと笑いながら言われる。メニューが選択制で悩む。

前菜3種、カレー風味のエッグコンフィ、ポークテリーヌ、バターナッツのローストとチュイル。黒い器がチュイルだが、紫芋のペーストと焦しバターがマッチしていて香りが高くワインに合って美味しかった。母もこれが好きだと。

フムス大好き。
メインの真鯛タンドリー風。

この他スープやおかわり自由のカンパーニュもついてきて皿数が多くとても満たされた。開店と同時に入ったのに退店は一番最後であった。申し訳なく、でもゆっくり食べさせてくれてありがたかった。

しっかり誕生日プレートも。

食べながら母に、すごく真剣に色んなことを相談した。恋愛相談から、プライベートのことから、これから先のキャリアプランとか。そのどれもに真剣に向き合ってくれて、押し付けるでもなく、親目線の最善の提案をしてくれる。当たり前だけど「母」って私が生まれたから「母」になったのであって、それまでの人生も勿論ある。大人になってから、母と向き合う時、母という肩書にとらわれず1人の尊敬できる女性として向き合えることがとても嬉しい。

プレゼントとして欲しがっていた庭に置ける鉄製のカエルとBBクリームを贈呈した。でかい紙袋からまさかカエルが出てくると思わず母が満面の笑顔になる。私は本当に満ち満ちた幸せな気持ちになった。

サーブしてくれたお姉さんの手に大きな絆創膏が貼られていて、帰り際にお大事にしてくださいと声かけちゃったけどキモいし次回はしない。

飲み足りなくて鳥貴族行きかぱーっと飲んで秒速退店する。写真ずっとずっとずっと見る。もっと頑張って働いて、家族に還元したい。時間が合わなくて現状難しいけど父とも食事に行きたい。親孝行には終わりがない。

今週印象に残ったニュース。OpenAIのアルトマンが解任されてMicrosoftに行くが、あの人がいなければ私たちは仕事をしませんというボイコットが起きてまた元に戻ったという話。戦争の人質解放がモタモタ。

終わり。

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