零災

斜めに傾いたビルから
覗く異国の月灯りが
僕を歪ませてしまうよ
山の様に並ぶ不幸を
飲み込んで吐き出す日々に
慣らされた人達はもう
楽しい事を探せない
だから夢の国で幻想に
抱かれて唯眠るのさ
如何にも幸せな振りを
演じ続け生きて逝く
皆何かに頼らなければ
眩い朝日に耐え切れないんだ







読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします