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#969 Road to UFCバンタム級ライト級日本人ファイター見所紹介。

2023/05/23のじりラジオの内容を文字起こししたものです。


川尻達也のじりラジオ。
はい!皆さんどーもです。

このラジオは茨城県つくば市並木ショッピングセンターにある初めての人のための格闘技フィットネスジムFIGHT BOX FITNESS代表の川尻がお送りします。

今日もよろしくお願いします。
一人で収録してます。

今日はレターも来てるんですけど今週末に行われるRoad to UFCシーズン2について日本から出場する選手を紹介していきたいと思います。

Road to UFCシーズン2は今週末5月27日(土)そして5月28日(日)と2日間に渡って行われるんですが、僕が解説するのは日曜日の方なのでそちらを中心に紹介していきたいと思います。

UFCファイトパスとU-NEXTで配信されるのでUFCとの契約をかけてトーナメントに参加する日本人ファイターの応援をよろしくお願いします。

2日に渡って行われるRoad to UFCですが、27日(土)のエピソード1が19時から、こちらにSASUKE
選手と鶴屋怜選手が参戦します。

そして21時から行われるエピソード2に神田コウヤ選手が出場します。

5月28日(日)19時からのエピソード3に上久保選手、丸山選手、野瀬選手が参加します。

そして21時からのエピソード4には原口選手が参戦します。

もう日本人選手達は試合会場のUFCパフォーマンス・インスティチュート上海に向けて出発しているようです。

神田選手は一人で行くことになったみたいなことをつぶやいてたんですけど、日本人選手がベストコンディションで試合できることを祈りつつ28日の方について紹介していきましょう。

まずはバンタム級の2選手。
野瀬翔平選手25歳。
10勝3敗2分け1KO7一本12判定。
フィニッシュ率は80%
昨年のRoad to UFCシーズン1にも出場して準決勝で中村倫也選手にKOで1ラウンド負けてしまい、今回再挑戦なんですけどRoad to UFCシーズン1の後に今年3月19日の修斗で新井選手に1ラウンドアームロックで勝ってます。

タイプ的に言うと組みが強いです。
1一本が多いのを見ても分かる通り組みが中心のグラップラーだと思います。

そして対する中国のシャオ・ロン選手25歳。
戦績は24勝7敗4KO9一本11判定。
武林風WLFの元王者ですね。
特色としては一本負けは1度もない選手です。

DWCSでクリスチャン・キニョネス選手に結構差があって負けてるんですけど、そのキニョネス選手は UFCでカリッド・タハ相手に1ラウンドKO勝ちしているので実力で言ったら普通に強い選手なんじゃないかと思います。

お互い組みの選手でシャオ・ロン選手は一本負けはないので、それに対して野瀬選手はしっかり自分の得意な場面で一本勝ちできるかどうか?

正直実力的にもタイプ的にも相性がいいので組みでは野瀬選手は負けることはないんじゃないかなと思います。
むしろちょっと心配なのは打撃の展開がどうなのか?その辺が気になります。

そして次は上久保周哉選手30歳。
12勝1敗1分3KO3一本6判定勝ちです。
上久保選手といえば、僕は練習したことないんですけど、とにかく組みが強い選手です。

9連勝中でONEでも6戦6勝でした。
ONEとの契約を終えて今回Road to UFCに参戦したって感じでしょうか。
組みが強くて、パンチや蹴りに対して常に組みのプレッシャーがあるので相手は打撃が出しづらかったり、自分が悪いポジションになる時もあるんですけど悪いポジションでも止まらず動き続ける。

相手の光を消すタイプです。
打撃は?という不安はあるかと思うんですけど、僕は組みに振り切っちゃう上久保選手のスタイルはものすごく期待してます。
やっぱり組みが得意の選手でも打撃もできなきゃと打撃の練習をやり、打撃でも勝負しようとしたりしちゃう。
上久保選手も打撃の練習はしてるんでしょうけど試合では組みに振り切っちゃう。
僕もそうだったんですど、そういう選手って面白いですよね。

もちろん全部できるのが一番いいんですけど、それでも人間得意不得意があるので、そこをしっかり自分の特性を理解して組みに振り切る。
やっぱり5分3ラウンド動き続けられる。
スクランブルでもいいとこ取り続けられる。
体力があるのでものすごく良い選手です。

対するジェライスー・バーエゴン。
国籍も中国の選手なんですけど、名前からいってカザフタン出身の選手なのかな?
6回の1ラウンドフィニッシュがありますね。
12勝3敗4KO7一本11判定勝ち。
フィニッシュ率92%です。

対戦相手はデビュー戦が多かったり、戦績がそこまで強くない相手が多いです。
タイプ的にはパンチからタックル。
アグレッシブで寝技の強い、パウンドが強いグラップラーだと認識します。

タイプ的には似たタイプです。
ここ最近5連勝中なんですが、対戦相手の戦績が3勝1敗、1勝2敗、1勝2敗、0勝2敗、0勝2敗という感じなので12勝3敗92%のフィニッシュ率なんですが、実力で言えば全然上久保選手の方が強いのかなって思います。
ここはしっかり上久保選手が勝ってくれることを期待したいです。

そして今度はライト級です。
丸山数馬選手。30歳。
11勝6敗。4KO4一本3判定。
前戦はカナダのBTCで1年前の5月にやってるんですけど3ラウンド判定負けでした。

打撃の強い選手だと思っていたら、組み技もしっかりできる選手で、パンクラスでキャリアを積んでます。
全てにおいてバランスのいい選手です。

その中で何か一つ突出したものがあるかと言えば、 そこまで突出したものはないので総合力で勝つタイプかなと思います。
総合力で戦いつつ組んで勝つタイプなのかなと思いますね。

対する韓国のキム・サンウク選手。
8勝2敗3KO2一本3判定。
前戦2023年4月6日にAFC×HEATで山田聖真選手に2ラウンド判定勝ちしてます。
ただこの山田聖真選手デビュー戦でした。

その前の2022年10月のAFC21でも相手はデビュー戦でした。
2020年9月30日のAFC20では、多分タイトルマッチで戦ってるんですけど、判定負けしてます。
キム・サンウク選手もどちらかと言えば、組みの選手なのかな思います。

タックルしてテイクダウンして組みで勝負するタイプだと思うので、丸山選手としては総合力で戦いつつ最後はしっかり組み負けずにテイクダウンして上から勝負できるかどうか?その辺が見どころなんじゃないかと思います。

もう一人日本人選手。
原口伸選手です。
24歳5勝0敗1NC4KO1判定です。
4回の1ラウンドフィニッシュがあります。

前戦は、以前のじりラジオでも紹介したんですけど、 今年の2月グラチャンでの小谷直之戦です。
1ラウンド3分57秒でTKO勝ちしてます。
なんといってもテイクダウンしてからのパウンド、これが一発一発強くて強烈で圧勝でした。
キャリアが長くPRIDE武士道ライト級グランプリにも参戦してた小谷選手相手にしっかり勝っている。
強いです。
期待できます。

その前は2022年11月にグアムのBrawlって大会で、キム・サンウォン選手に9分19秒TKO勝ちしてます。
ちなみにキム・サンウォン選手は、今回Road to UFCシーズン2フェザー級でSASUKE選手と対戦予定です。

この試合もタックルでテイクダウンして、サンウォン選手に凌がれたり立たれたりしつつ、 しっかりテイクダウン繰り返して、上からパウンドで勝負して最後はパウンド連打でレフェリーストップ勝ち。

原口選手もしっかり自分の強みが分かってますね。テイクダウンして、パウンド。 もし立たれても、豊富なスタミナで、何度もテイクダウンし続けて戦い続けることができる強みがあります。

対するウィンドリ・パティリマ選手。
こちらインドネシアです。
8勝0敗3K4一本1判定なんですが、以前にも言ったインドネシアのMMA団体One Pride MMAでキャリアを積んでます。

One Pride MMA出身のファイターは戦績が無敗や1敗のファイターが多いんですが、試合を観る限り実力はあるのかよく分かりません。
ここは原口選手テイクダウンしてパウンドでKOを期待したいです。

各階級8人参加で3回勝てば優勝なので、丸山選手に原口選手、野瀬選手と上久保選手とお互い準決勝で戦う可能性もあるので見逃せない戦いです。

それぞれ日本人ファイターが勝つチャンスは十分にある試合になると思うので、5月27日28日とUFCファイトパス、U-NEXTでUFCとの契約を懸けて戦う日本人ファイターの姿を見届けてください。
よろしくお願いします。

それでは今日はこれで終わりにしたいと思います。
それではみなさま良い1日を。
まったねー。

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FIGHT BOX FITNESS代表 茨城県つくば市並木ショッピングセンター 初めての人のための格闘技フィットネスジム RIZIN・Bellator・UFC解説者 ジムトレーナーや解説者として格闘技の楽しさを伝えていきます。