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#940 菊入選手のKO勝利と渡辺選手と戦いに拍手を。

2023/04/24のじりラジオの内容を文字起こししたものです。

川尻達也のじりラジオ。

はい!みなさんどーもです。

このラジオは茨城県つくば市並木ショッピングセンターにある初めての人のための格闘技フィットネスジムFIGHT BOX FITNESS代表の川尻がお送りします。

今日もよろしくお願いします。
一人で収録してます。

Bellator295


昨日日曜日はなんといってもU-NEXTでBellator295を視聴してくれた皆様ありがとうございました。

土曜日に続きハワイ2DAYS両方解説させていただいて僕も本当に楽しかったし、やりがいがありました。

またよろしくお願いします。

菊入選手の勝利


試合の方は第一試合から日本の元ウェルター級パンクラスキング・オブ・パンクラシストの菊入選手のBellatorデビュー戦。

ロシアのシュルケヴィッチ相手に右ストレートを当ててKOしました。

素晴らしい勝利でした。

菊入選手は海外も初めてで国際戦も初めてだったんですけど、菊入選手のジムの代表の安藤選手が海外での経験豊富なので、すごい落ち着いて戦えてました。

両手のガードもしっかり上がってたし、相手のパンチもしっかりディフェンスしつつ、ジャブついて、戦前蹴りで勝負するって言ってましたけど蹴って最終的には右ストレート当ててKO。

素晴らしい戦いでした。

菊入選手はウェルター級での戦いだったんですけど日本人ファイターにとってバンタム級以上はかなり厳しいのが現実だと思うんです。

77kgっていう重い階級でこうやって世界で勝負して結果を出してくれる。

本当に最高でしたね。

僕がスコット・コーカーならボーナス出してました。

本当にすごいことなんです。
ウェルター級で相手をKOするって。

UFCでも佐藤選手や木下選手が頑張ってくれてますが、その2人に続いて今後の菊入選手楽しみです。
まだ27歳ですからこれからどんどん強くなっていってくれると思います。

アーロン・ピコ選手と朝倉未来選手の対戦が観たい


あとはメインカードに移りましょうか。

何と言っても川尻大好き、アーロン・ピコ選手。

6ヶ月前の左肩の脱臼からの復帰戦でしたけど、相手が急遽変わったんです。
ゴンザレス選手が出場することになって、試合自体は圧勝だったんです。

けど、戦い方が。
試合後に確認したらセコンドがレスリングに行くなって言ってたみたいです。

レスリングなしで勝負してみろってことでしょうか。

いわゆる試し切りみたいな。

こういうメジャーイベントのメインカードっていうレベルで、そういうことができるピコ選手の強さもすごいし、まだちょっと危なっかしいところがあるのはピコ選手の魅力なのかマイナス点なのか分かりませんが、個人的にはRIZINで朝倉未来との戦いが観たいです。

朝倉未来選手は素晴らしい打撃を持ってるし、ただそれ以外あまり試合では見せてないですよね。

勝ちパターンが打撃っていうところで。

レスリングもできて、打撃も強いピコ選手相手にどう戦うのかめちゃくちゃ観てみたいです。

アーロン・ピコ選手がいるBellatorフェザー級はチャンピオンのパトリシオが今度一階級落としてバンタム級でセルジオ・ペティスに挑戦するので、その間可能であれば日本で観たいです。

夏か秋くらいに。
榊原さんよろしくお願いします。

そしてコ・メインの渡辺華奈選手がマクファーレン相手に負けてしまいました。
判定に関してはもう実況中に思いのたけは言ったのでここでは言いませんけど、まあ厳しいです。
格闘技って残酷で美しいって言ってますけど、格闘技の神様がいるとしたら、ここで渡辺選手にこういうことをするのかと。

本当に残酷であり美しさ、これが格闘技の魅力だとは思いますけど、できればここでしっかり勝ってリベンジ戦であるカムーシェとのタイトルマッチを観たかったです。

これで一歩後退してしまったかもしれませんが、まだまだ腐らずにもう一丁頑張ってほしいです。

渡辺選手自身は大きな勝負の後でそういう気持ちはまだ湧いてこないかもしれませんが、僕たちファンのみんなは渡辺選手の強さも実感したし、組み技になれば元チャンピオン相手に勝負できるってことは分かったんでこれに腐らずどんどん行ってほしいです。
本当にお疲れ様でした。

ミックス対スタッツ衝撃KO


そしてメインイベントのミックス対スタッツ。 

びっくりしました。

72秒でミックスがものすごい高い打点の左膝を当てて失神KOでした。

堀口選手に判定で勝って、マゴメド・マゴメドフ選手を一本で切り落として、今回スタッツ選手にKOで勝つと。

もうこれグランドスラムなんじゃないですか。
完璧でした。

Bellatorバンタム級で誰が勝てるのか?
唯一負けてる相手がファン・アーチュレッタで、そのアーチュレッタは5月6日のRIZIN.42で井上直樹選手と戦います。

すごい楽しみです。

堀口選手の力と評価が上がる


そしてこの試合を観て改めてこの堀口選手の評価がちょっと上がったんじゃないかと個人的には思っちゃいます。

みんなが圧倒的に切り落とされたミックス相手に判定で1.3.5ラウンドはバック取られ続けたとはいえ2.4ラウンドは打撃でポイント取ったので48対47でした。

体格差もだいぶあった中で改めて堀口選手強いなと思いました。

だからこそ今回レイ・ボーグ戦消滅は本当に残念でした。

あと渡辺華奈選手のジャッジも出てました。
僕とほぼ一緒でした。
1ラウンド目はマクファーレンの10対9。
2ラウンド目は渡辺華奈選手の10対9で星を取り合って、3ラウンド目2人がマクファーレンの10対9。
そして1人が渡辺華奈選手の10対9で28対27が2人。
27対28が1人で2対1でマクファーレンと。
いやー厳しいですね。

僕メンバーシップ配信でジャッジって報われない仕事だよねって話したけど、立場変われば文句も言いたくなるし立場変われば大変でやりたくないなと思う。

菊入・渡辺選手の試合についての称賛と感謝の意


それでも素晴らしい試合を見せてくれた渡辺選手、菊入選手に感謝したいと思います。

そしてジャッジ川尻。
いつもBellatorの解説の時は1ラウンドごとに10対9とか10対8とかつけてるんですけど、今回は結構当たってました。

ハワイ大会はいつもちょっと違かったりするんですけど、観ている人もこう観ると楽しいよってのを見せられればいいかなと思っていつも言ってるんです。

これRIZINだとちょっと違うんです。

RIZINとラウンドマストの試合評価についての解説と比較


RIZINはトータルマストなんです。

だから15分終わった後にダメージ・アドバンテージ・ジェネラルシップをつけるんです。

そうなると15分前の1ラウンド最初の頃は正直もう解説してて覚えてないんです。

ラウンドマストだったら1ラウンドごとに優劣つけられるんで解説しててもやりやすいんですけど、トータルマスト15分を観てジャッジをつけるのはなかなか難しい。

本来ならBellatorの時のようにジャッジを言った方が試合を観てる人も分かりやすいかと思うんですけど、あまり適当なこともしたくないのでトータルマストのRIZINだと難しいなって思いました。

ぜひBellator294.295観てくれた方解説の感想いただけると川尻喜びます。

よろしくお願いします。

それでは今日はこれで終わりにしたいと思います。
良い一日を。
まったねー。

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