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初めてのダイヤモンド・プリンセス乗船ガイド:知っておきたいポイントとコツ

多くのファンに愛されている「ダイヤモンド・プリンセス」。これから初めて乗船される方に向けて、いくつか乗船後のポイントをお伝えいたします。

3層吹き抜けのグランド・プラザ(アトリウム)

乗船後の過ごし方

乗船直後は、まだお部屋に入れないことが多いため、すぐに部屋に向かうのではなく、14階のプールデッキに出て写真撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。エレベーターは前方、中央、後方の3ヶ所にありますので、まずは14階へ向かいましょう。14階中央部には開放感あふれるプールがあり、巨大なモニターも設置されています。モニターのある方向が船首で、モニターと反対側に進むと全天候型のプールがあります。

さらに船尾方向に進むと、ホライゾンコート(ビュッフェレストラン)があります。軽食が並ぶこのビュッフェレストランには、日本食コーナーもありますので、乗船後はホライゾンコートで軽食をお召し上がりいただけます。少し落ち着いた13時や14時を過ぎる頃、お部屋の清掃が完了し、「部屋へどうぞ」というアナウンスが流れるでしょう。

まずはプールサイドへ出てみてはいかがでしょうか?
大画面のモニターがある方角が船首となります。
ダイヤモンド・プリンセス ビュッフェの様子
ビュッフェ
客室へ

客室の位置と番号

さて、アナウスが入り、客室へ向かうことになりましたら、改めてキャビン番号を確認しましょう。英語の頭文字はデッキのフロア名の頭文字となります。例えば、バハデッキ11の「B3*9」という客室の場合、バハ(Baja)のBと3*9をつなげた番号が客室番号となります。
デッキ5:プラザ Plaza
デッキ6:フィエスタ Fiesta
デッキ7:プロムナード Promenade
デッキ8:エメラルド Emerald
デッキ9:ドルフィン Dolphin
デッキ10:カリブ Caribe
デッキ11:バハ Baja
デッキ12:アロハ Aloha
デッキ14:リド Lido
デッキ15:サン Sun
デッキ16:スポーツー Sport
デッキ17:スカイ Aky

客室は船首(プールのモニター画面側)を見て右舷側が奇数左舷側が偶数です。船首側は100番から始まり、船尾側は700番台となっています。さて、客室に入ろうとするとまた驚くことがあるでしょう。ドアのそばに行くと、客室のドアがカチッと開き入ることができます。
これは、プリンセスクルーズの「メダリオン」機能の賜物。お客様がメダリオンを装着した状態で客室に近づくとセンサーが本人確認情報を読み取りドアを自動で解除します。その為入退室がとてもスムーズです。

ドアはカードのようにかざす必要はありません。
身につけたメダルをドアが感知してロックが自動的に解除されます
全天候型プール

<ワンポイント>
パブリックスペースの特にエレベーター周辺や、階段のそばにある電話からお部屋へ電話をすることができます。その際には、上記のデッキ番号と客室番号を入力するとつながります。例えばデッキ12の客室番号005であれば、12005 とコール。プリンセスクルーズでは、現在アプリがあり、同室者がどこにいるのか分かりますが、それでもお部屋に電話して直接話したいような場合、この方法が便利でしょう。

メダリオンというメダルを専用のケースに入れたイメージ
※船内で専用ケースやおしゃれなストラップ、時計型リング等購入いただけます
プリンセスクルーズでは専用アプリがあります。自分がどこにいるのかGPS機能で分かります。

スーツケースのお届け

お部屋に入った際、スーツケースが届いていないことに驚かれるかもしれませんが、少々お待ちください。約2000名様分以上のスーツケースが順次船内に運ばれていますので、少し時間がかかります。スーツケースは通常、夕方にお部屋のドア前に届きます。遅くとも、ダイニング後にはお部屋に届くでしょう。

乗船日には、すぐに使うものはぜひ手荷物に入れてお持ちください。例えば、常備薬、日焼け止め、帽子、ショールなど、すぐに使うものを手荷物にしておくと安心です。

客室での初日の作業

お部屋に入ったら、以下の作業を行いましょう。もし書類が全て英語やその他の言語の場合、近くにいるクルーにお声掛けください。また、お部屋のベッドがダブルベッドで、ツインベッドに変更して欲しい場合もクルーに伝えてください。
✅レターの確認 
✅船内新聞の確認(日本語の船内新聞も届いているはずです)
✅テレビの確認
テレビをつけると避難訓練の案内が流れます。案内を全て見終わったら、指示に従って電話で指定の番号をプッシュし、その後、「マスターステーション」に向かいましょう。避難訓練の方法は船内アナウンスで流れますので、クルーの指示に従って行動してください。避難訓練は国際法により、乗船されるお客様全員が参加する必要があります。ご不明な点があれば、クルーにメダリオンを見せてお尋ねください。
(マスターステーションについてはお部屋のドアにも記載があります)

大切なご案内が机かベットの上に置かれています
各客室によりマスターステーションも異なります。
この客室の場合マスターステーションが「D」となります。
また客室のドアに救命胴衣の説明があります。
ドアの内側には自前のマグネットでスケジュールやメダリオンをかけておくなど工夫をする方もいます。クルーズ中は曜日感覚がなくなりやすい為、日程表を貼る方もいます。

お部屋のどこに救命胴衣があるのかは必ずご確認ください。

乗船初日から船内イベントめじろ押し!どこまでできる!?

さて、乗船後にプールサイドやビュッフェで船内の雰囲気を掴み、避難訓練も無事にクリアした皆さま。これから船内をゆっくり探検する時間がやってきました。その際には、まず船内新聞やメダリオンアプリで当日のスケジュールを確認しましょう。セールアウェイセレモニーや鏡開きなど、乗船初日から多彩なイベントが用意されています。

出港時にはプールサイドから出港風景を眺めるのもおすすめです。特に横浜発着の場合、横浜ベイブリッジをくぐり抜けるシーンは見逃せません。また、デッキ5の吹き抜けグランドプラザで行われる鏡割りのセレモニーでは、お酒が振舞われ、皆でお祝いを楽しめます。これもダイヤモンド・プリンセスならではの特別な演出です。

さらに、ダイヤモンド・プリンセスならではの展望浴場「泉の湯」(デッキ15後方)も必見です。乗船当日の早い時間に場所と料金を確認してみてください。後方のビュッフェに行くついでに一つ上の階に行くと、「泉の湯」の確認ができます。乗船日や翌日には、乗船中通して使えるフリーパスや数回券など、お得なプランも販売されていることがあります。早い時間なら浴場の見学もできるかもしれません。詳細は現地でご確認ください。
ダイヤモンド・プリンセスの初日を存分に楽しんでくださいね。

展望風呂「泉の湯」(有料)
お風呂は通常通りお入りいただけますが、外にある展望風呂部分は混浴でもあるため、水着の着用が必要です。更衣室でお着換え願います。
鏡割りの様子

ダイニングはどこでしょう?

ダイヤモンド・プリンセスに初めて乗船された方で、よくあるのが初日のダイニング場所を見つけられないということです。乗船当日は避難訓練やセレモニー、イベントで忙しく、出港風景に高揚しているうちにあっという間に夜が訪れます。そんな夜、ダイニングの場所が分からず、ランチをお召し上がりになったビュッフェで軽く済ませる方もいます。それでも良いのですが、体力と気力に余裕がある場合は、アプリで予約した夕食レストランに行くことをおすすめします。

ダイヤモンド・プリンセスでは、乗船前からメダリオンアプリでお食事レストランの予約ができます。初日は特にレストラン名と場所を確認しておくことが大切です。ダイヤモンド・プリンセスにはデッキ5とデッキ6の中央部に4つのレストラン、デッキ6の後方に1つのレストランがあります。これら5つのレストランでは内装やスタッフが違うだけで、メニューは同じです。毎日違うレストランを予約しても、毎回同じレストランでも問題ありません。アプリ上で空きがあれば、変更も可能です。
ぜひ、予約したレストランで素敵なディナーを楽しんでくださいね。
デッキ5中央 サボイ・ダイニング
デッキ5中央 ヴィヴァルディ・ダイニング
デッキ6中央 パシフィックムーン・ダイニング
デッキ6中央 サンタフェ・ダイニング
デッキ6後方 インターナショナルダイニング

デッキ6後方のインターナショナルダイニングはデッキ6中央から通り抜けして船尾に行くことができないため、デッキ7に一度上がっていただき、デッキ7の船尾から一つ下りたところにレストランの入口があります。
また、インターナショナルダイニングのモーニングには和食もあるため、朝食など、日本の皆様には人気があるため場所を覚えておくと便利でしょう。

ダイニングでは前菜、スープ、メイン、デザート等お選びいただきます。お食事は料金に含まれております。また、メインを2種類や、前菜2種類など多くお召し上がりいただくことも可能です。
最近では、タコの酢の物やなす田楽など和食もあるため、お好みのものをお申し付けください。

毎朝のテレビ番組「モーニングショー」をぜひご覧ください

ダイヤモンド・プリンセスでは、船内テレビ番組の「モーニングショー」が大人気です。初めて乗船される方も、毎朝モーニングショーをご覧いただくことで、安心して船内生活を楽しむことができます。お馴染みのスタッフが、その日の注意事項や寄港地情報、イベントのハイライトなどを分かりやすく説明しています。また、毎日クイズもありますので、ぜひご参加ください。

テレビのモーニングショーは右上のTHE WAKE SHOWからご覧いただけます

日本語コーディネーターのサポート

クルーズ専門旅行会社「クルーズプラネット」では、日本発着のダイヤモンド・プリンセス全コースに日本語コーディネーターを乗船させています。2日間に1回程度のクルーズプラネット通信や船内での質問、寄港地情報などを提供するデスクも設置しており、安心してお過ごしいただけます。さらに、乗船翌日などに行う船内ツアーにご参加いただくことで、船内での注意点やデスクの場所についても詳しくご案内いたします。

クルーズプラネットでは添乗員は同行しておりませんが、このような充実したサポートがあるため、初めての方は勿論、ご両親へのプレゼントにも最適です。初めてのクルーズを存分にお楽しみください。スタッフ一同、皆様のご乗船を心よりお待ちしております。

デッキ7 船尾に向かう写真です。デッキ6インターナショナルダイニングに行くにはこのフロアをお通り下さい。右側にスペシャリティレストランサバティーニや海寿司、また、photoサービスデスクが並んでいます。
午前中はレストラン デッキ5中央 ヴィヴァルディでデスクを開いている場合が多いです
夕方の待機場所(一例)

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