髪を切りに行った
こんばんは、お布団よりスマホから、noteを綴ってます。ハムスターのハム蔵の様子を見ながら寝る前の時間を過ごしていたらこの時間に。
同居前は、風呂上がりを好きに過ごしたら寝るのが8時とかがザラだったので、だいぶん前倒しになったのでは、と。ちなみに起床は12時。
髪を切った
取り立てて目立つことがあったわけでもなく、強いて言うなら髪の毛を切りに行った。
同居人がいつも通っている、シャンプーとカット込みで2000円のファミリー向け美容院があるというのでそこに同行させてもらう形となった。
引っ越しというのは色んなものが変わる。住居も土地も変われば、通うスーパーや薬局、病院、行きつけのご飯屋さん、etc.
中でも美容院は結構個人的には惜しく、一人暮らし中に通っていた美容院(ワンオペの個人営業だった)に6年通っていた。50代の気さくで興味津々な感じのおばさんだった。
筆者は美容院が昔から苦手で、チャラめのあんちゃんが「部活何してんの〜?」「毛は多い方がいいヨォ〜俺なんか禿げてっから笑(普通にヘアアレンジして厳ついのに)」とか言われて温度差を感じたし、一人暮らし後に試しに行ったサロンを謳う美容室では、店内No. 1らしいギラギラのあんちゃんが付いてくれたのだが、
「一人暮らしで引っ越したの〜?どこ出身〜?」
「兵庫、ヘェ…」
「あー神戸牛ね〜知ってる知ってる〜!神戸って兵庫なんだねェ〜〜笑」
という具合だったので、美容室なんてのはスイーツ脳のナオンが来るようなところなんだとさらに萎縮してしまった。
「もう、個人でやってそうなサイトも無いくらいの所に行こう、徒歩圏内で、飛び入りで切ろう」と不安げに地図アプリで調べ、散歩感覚で近寄ってジロジロ。あっ、男性の客を相手してるっぽいから空いてないわ、と俯きがちで、でも目線をやりまくったら、驚いた店員さんが不思議そうに招き入れてくれた。それが6年通った美容室との出会いだった。
真面目な話から下世話な話までなんでも聞いて大笑いしてくれて、たまには店員さんから下世話な質問が来たりして笑いながら返す。友達のような、近所の叔母さんのような、そんな感じで。大学入りたてでキラキラしてた頃も、途中で適応障害〜鬱になってしまった頃も、新しい生活の兆しが見えた頃も。人生の動乱に付き合ってくれたお店だった。たくさんすごいと言ってくれたし、慰めてくれたし、心配もしてくれて、でも毎回シャンプーする時に「肌白くてきれい〜…たまごみたいでツヤツヤ!」と褒めてくれたり。引っ越しが近づいた頃には、(結構重めの明るくは無い話だったのだが)家族や育ちについても話したりして、真面目に聞き届けた後に優しい声で「頑張ったんだねえ」と呟いてくれて、ちょっと涙腺が緩んだりした。
あの土地での母親のような、そんな温もりを感じさせてくれた。
髪を切る腕前も悪くなく、毛質を覚えて理解してくれて、それに合わせていつもと同じ注文を受ける。毛量が多すぎたり切る頻度が低いせいで毎回2人分くらいの髪の毛が床に落ちるくらい髪の量も減らして、笑い話もしながらなので結局いつも2時間かかっていった。
予約は電話で入れていたのだが、始めの頃から名前を言わずとも声だけで「あ!相沢さんですね〜!」と予約を入れてくれる。
お別れの時はハンドクリームをプレゼントし、たくさん頭を下げたら、電話番号教えてと言われた。連絡はないが、本人曰く忘れた頃にメールするね!とこと。
新天地でもそんな場所見つかったらなあ、まあでも作業だしどこでもいいかなと入ったらファミリー向けの、コスパも良く、複数の大人しい店員がサクサク回す。そんな美容室だった。初対面なのもあるが、そんなじっくり話すことはなく、軽い雑談だけしつつ1時間程度で切り終わり。出来の良し悪しは分からないが、スッキリしたし形も問題はないだろう。
でも少し寂しくなったりした。そんなものかと割り切るべきか、個人のお店を散策して通ってみるか、また伸びてきたら考えよう。
ハムスターのようす
2日目になる。昼間はしっかり暗所で寝ていたようで、日が暮れてからご飯をあげて見守った。
昨日用意した巣箱が小さかったにもかかわらず頑張ってスペースを確保して家としていたことに感心したが、やっぱりストレスが溜まるだろうなあと、そこそこゆとりのある木製ハウスを用意した。置いた瞬間から気に入ってもらえ、夜がふけてくる頃にはご飯を全部詰めて木製ハウスに持ち帰っていた。安心できる空間を用意できたかもしれない。
2点、怖がせてしまうこともした。
かなり狭いトイレで砂遊びをするので、大きいところで浴びなとウェットティッシュの筒箱に砂を入れて誘導しようとしたら全力で嫌がられてしまったこと。
そして、木製ハウスの蓋を開けた後、手が震えて滑ってしまい蓋をパタン!と閉じてしまったこと。相当ビビったようで、巣からケージの隅まで秒で逃げていった。その後もずっと震えながら家路についており、今日の件のお詫びとして渡したひまわりの種もビクビクしながら近付いていた。
本当にごめんハム蔵。筆者のエゴで君の安住が損なわれてしまったね、気をつけるよ。ごめんよ。
でもハム蔵、ひまわりの種は初めてだったのかな。実を食べた時に目を見開いて鼻と口がフガフガ言うほど全力で齧り付いていたのにはちょっと引いたぞ。おいしいものに出会えて良かったね。たまにあげるよ。
それでは今日はこの辺で。おやさみなさい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?