BFAアジア選手権　日本優勝

台湾で行われているBFAアジア選手権。社会人野球日本代表は全勝で優勝しました。

日本ではほとんど報じられず、台湾ではめちゃくちゃ取り上げられていて。台北ドームがこけら落としだったこともあってか、超満員。しかも日本の私設応援団は来ておらず、完全にアウェイという状況でした。しかも台湾韓国ともにプロ選手が入っていたこと。日本は純正社会人で、プロ指名選手も外れていました。度会や津田が入っていても良いわけですから。

スーパーラウンドではトヨタ自動車の嘉陽投手が台湾打線をゼロに抑えて。かなり厳しい試合で延長タイブレークとなりましたが、1点をもぎ取り、トヨタ自動車の渕上投手が抑えて勝利を拾った。

https://www.youtube.com/watch?v=LynrktFq5zQ&t=60s

決勝も苦しい試合だったが、加藤・渕上・嘉陽のリレーで完封勝利。少ない点を守るというスタイルで優勝となりました。今秋に行われたアジア大会では中国に負けるなど銅メダルではあったものの不覚を取りましたので、リベンジできてよかったです。厳しい状況の中で勝ちきれたのは、都市対抗予選の緊張感に慣れている選手だからだろうと思います。

台湾ウインターリーグでもJABAはダントツのトップで優勝が見えてきた情勢ですので。その力をアピールできているかなと。

三菱重工Eastから日本代表に初選出された矢野選手は投打に活躍し、ベストナインと最多得点選手で表彰されたようです。

https://www.japan-baseball.jp/jp/profile/202312007.html

矢野 幸耶｜社会人

第30回 BFA アジア選手権 試合・大会詳細

昨年の選手権時にも書きましたけれど、矢野選手は入団時、守備は良かったがバッティングは苦戦していて2018年の日本選手権ではことごとくチャンスに凡退。（守備ではファインプレーをした）そこからよくここまでになられたなと思います。後藤隆之前監督がよくぞ才能を見抜いた、というのもありますね。

嘉陽投手もそうですが、社会人では「社会人野球で成長してすごいプレイヤーになった」という選手がいます。年齢的に厳しいと言うだけで、実力はプロでも通用するという選手がいる。そういう方々が大舞台で活躍できる場がもっとあるといいなと思います。