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AmazonもGoogleもFacebookももういらない?「パーソナルエージェントペットボット『ピグモ』」〜CrowdVenture[冒険の地図]

その昔20年以上前
ガラケーに「コンシェルジュ」なる機能があった

自分だけの「執事」
だからキャラは”ヒツジ”みたいだったが…

自分の好みや日常活動やライフプランを全部把握してくれてて
買い物からアクティビティから仕事のスケジュールから
全部世話をしてくれるようになる

欲しいものは全部向こうからレコメンドされる
自分でキーワードを打ち込んで
ネットでいちいち探したりする煩わしさから
ついに解放される!

…はずだった

のに


今でもまだ
Amazonだの楽天だのを探し回り
ついにはshopifyみたいな
「お手軽に自前ネットショップが出店できる」サービスが
この先「小売店」を増やしていくという

悪夢だ

ユーザーは永遠に”ネットショップのラビリンス”を彷徨う運命なのか

いや「勘弁してくれ!」
と思わないか?

だから「コンシェルジュ」復刻

パーソナルエージェント『ピグモ』

自分のすべてを知ってくれてて
世界とつないでくれる

小動物タイプのペットロボットが
そんなサービスのインターフェースになってる

それが
『ピグモ』

『ピグモ』はオーナーが何か問いかけてくれるのを
おとなしく待っていたりしない
小さな子供のように積極的におしゃべりをしかけて
いろんなことを訊いてくる

そうやって好みや身の回りや今後の予定のことを
根掘り葉掘り探り出して取り込んでいく

もちろん「ちょっとあとで」と言えば
子供のように聞き分けが悪いことはない

でも不安なのがプライバシー
今でもGoogleやFacebookに個人情報を盗まれてると騒いでる人がいる

だから

ピグモスフィア

『ピグモ』はオーナー情報をはじめ
得られた情報は絶対に外部には漏らさない

すべて『ピグモスフィア』というサイバー空間にクローズする

『ピグモ』は何かサービスを探したりするのに
オーナーの情報を外部にアウトプットしたりしない

逆に必要な情報を『ピグモスフィア』に取り込んで
マッチングする

『ピグモスフィア』ではすべてのデータは独自に暗号化されていて
オーナー本人はおろか
サービス業者やメンテナンスエンジニアでさえ
データ内容を知ることはできない

ピグモセンス

取り込む情報はオーナーとの会話と
それとやはり主にネットからだが
「リアルワールド」からも取り込む

『ピグモセンス』は”体験”したものをすべて取り込んでいく

たとえばテレビを見たりして情報を取り込む

オーナーのお供でお出かけをせがむが
その時周りの見聞きするありとあらゆるものを
”勝手に”すべて取り込んでいく

視覚と聴覚、温度や位置情報
また会った人やオーナーの反応なども

例えばリアルショップに入ると
目に入る商品や店舗の情報をすべて記憶する

だからオーナーが気が付かないようなものを教えてくれたり
うちに帰ってから何かを聞いたりしても
憶えているなら答えてくれる

デートなら相手の様子や相性なんかも
ほのめかしてくれるかもしれない

『ピグモセンス』で得た情報は
すべてのピグモで共有される

ピグモキューピッド

だから他のピグモが”経験”した情報から
オススメもしてくれる

さらにはもし望むなら
”人”もオススメしてくれる

つまり”出会い”の仲人をやる
それが『ピグモキューピッド』

もちろん事前に相手ユーザーに
自分のプライバシーが明かされるわけではない
オーナーのことを知り尽くしたピグモ同士で
”相談”するのだ
あくまでナイショで

ピグモ同士の”会話”も暗号化されているから
盗聴もされない

ピグモに訊いたところで教えてはくれない

いい相手が見つかったら
出会いをピグモが密かに仕掛けてくれる

「本人」にはナイショで連れ出して
偶然の出会いを”演出”してくれる

ピグモの仕掛ける出会いは
あくまでユーザーを楽しませるエンターテインメントだ

出会いは「恋」だけじゃない
モノや場所やコトとの出会い

ツアーのプランを立ててくれたり
ツアコンもしてくれる

費用と期間だけを指定して『ピグモ』に完全におまかせなら
シークレットツアーにもなる

ピグモバトラー

ライフプランをすべておまかせもできる
それが執事役の『ピグモバトラー』

収入と支出の家計管理からファイナンシャルプランまで
日々のスケジュール管理からライフプランまで

『ピグモ』が唯一の世界とのコネクションになる

仲介企業が何であるかはもはや関係なくなる
日常用品はAmazonだろうが楽天だろうが
衣服はユニクロだろうがしまむらだろうが
旅行はJTBだろうがじゃらんだろうが
すべて消えて純粋に商品サービスだけが残る

ユーザーにしてみれば
すべて自分用に”オーダーメイド”されたものになる

ペットロボットであること

それはスマホや今のスマートスピーカーで十分か

いやそうではないことは
ガラケーのコンシェルジェがさほど流行らなかったことや
スマートスピーカーが普及していないことは証左だ

一方でペットロボットはニーズが高まっている
生き物のペットの代替になるなら
家族の一員として迎え入れられるだろう

『ピグモ』は哺乳類風のもふもふした形

スーモみたいなまるっこいの
フェレットみたいな細長いの
ふくろうのようなの

バリエーションをいくつか用意する

「Alexa」とか「OK Google」とかみたいな無粋なホットワードはない
ペットに「Hey イヌ」とか「OK にゃんこ」とか言わないように
「チャコ」とか「ジジ」とかオーナーがそれぞれの個体に名前をつける

ホットワード関係なく
すべての会話を聞いてて
答えられるなら答えようとする
「チャコに言ってんじゃないよ」とか
「ジジこれからママに電話するから黙っててね」とか一言言えば
聞き分けよくサイレントモードになる

オーナーの呼び名も教えるから
「シュウヤ オカエリナサイ」とか
「アカネチン コンシュウマツハ ナニスルノ」とか
話しかけてくる

一応手足みたいのがついてるが
ものを持ったり歩いたりはできない
移動はせいぜいハイハイか
ジャンプしてベッドに飛び乗ってきたりするだけ
短い手でパタパタとジェスチャーしたりするくらい

問題は価格だ
無論サブスクだが
究極は本体の無料化を目指す

個人にとって世界のI/Fは「無料」であるべきだろう


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