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ストレス社会を上手く生きる方法

余計な感情はその場に置いてくるとよい。

一休さんの逸話でこんな話しがある。

一休さんが弟子を連れて出かけていたとき、鰻屋の前を通りかかった。

鰻屋のいい香りを嗅いで思わず一休さんは「旨そうだな」とつぶやいた。

その後に寺に着いたときに弟子に

「お師匠様は先程鰻屋の前を通ったときに旨そうだなとつぶやかれましたが、仏の道を進む者がそのようなことを言うのは不謹慎ではないでしょうか?」と言われた。

すると一休さんはこう言った。

「なんだ、お主はまだ鰻にとらわれていたのか。わしは旨そうだという思いなど鰻屋の前に置いてきたわ。」

鰻の香りを嗅いで旨そうだと思うのは自然なことだが、その思いを引きずっていては心が落ち着かないものである。

思いをその場所に置いてくれば、
心は穏やかでいられるものだ。

その場で嫌だと思うことは自然のことだが、大切なのはその思いをその場に置いてくること、断ち切ることが大事である。

私はケンカが嫌いで穏やかにすごそうとする方なので言いたいことがあっても自分の気持ちを抑えてその場で言えないことが多かった。

嫌な気持ちを持ち帰って溜め込むとモヤモヤして余計にストレスが溜まる。

ストレスは体にも負担になる。

だからなるべく嫌な気持ちはその場に置いてきて断ち切っていくべし。

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