百合漫画寸評021 - 毎月庭つき大家つき

はじめに

最近、百合漫画の良作が増えてきました。記事は書いてませんが
と言いつつ100カノを全巻買いました

ほんへ

作品概要

毎月庭つき大家つき（１） (カドカワデジタルコミックス)

作：ヨドカワ
既刊：3巻
配信はコチラ

あらすじ

　漫画編集者・須賀アサコは失恋を機に引越を決意する。幸運にも平屋の一軒家を見つけたアサコは居住を決定するが、その物件に付いてくるのは、とある秘密を持った若い女性の大家だった……！

作中環境

基本環境：社会人×ワケアリ
百合要素：秘密百合
辛い要素：C

秘密がいっぱい

ここまで（30作品ぶん）書いておきながら何を今更と思うだろうが、はてはてこのカテゴリ「秘密百合」とは何ぞや、と考えてしまったわけである。「いや、秘密のない百合なんてエロ本でしょ」（大暴言）　『秘密』なんてマクガフィンとしてなんぼでも出てきうるものだし、これはテーマじゃないでしょ、と。
5分ぐらい考えれば分かるのだが、本作は『秘密の共有』と『百合によくある共依存関係』を『アサコの＊＊＊＊＊＊（筆者独断で伏せ字）』に乗せることで一つの筋として展開していることが分かる（そのことが明示されるのは話の後の方だが）。

顔良（この漫画に文醜は付属しておりません）

1巻はジャブ

1巻は大家さんとアサコもただの借主と付帯物の関係でしかないが、周囲の人間も巻き込んで、その関係性も含めて話が一気に動き始めるのは2巻以降となる。
つまりさっさと2巻以降も買ってくださいという話をしています。

泣くハト（アサコの担当漫画家）、その理由は？

さいごに

今年は3周年イベントを敢えて無視した。
丁度その辺りに凄まじく面白い百合漫画が出てきていて、そちらを読み込む方に注力したかったので。
例年の年末スペシャルの頃までにその記事が出るかどうかと言われると多分出ない（続刊の展開を待ちたいため）が、個人的には『今日カノ』の次ぐらいの勢いでオススメしたい作品に仕上がっている。

それではまた次回。