陽だまりのあなた
私達はよく電車の話をしたね
あなたは いつも
「大丈夫。同じ電車に乗ってるよ」
と言う
でも、時々
あなたは突然電車を乗り換える
わたしも慌てて
乗り換えた
「今、あなたの斜め前に座りました」
そして
「終点はどこなの?」
って、確認をしたね
いつも同じ景色を見て
同じ音楽を聴いて
一緒にご飯を食べて
一緒に笑い合った
その空間は
まるで陽だまりでした
今 あなたは途中下車したの?
電車を乗り換えたの?
どこへ向かう電車に乗ってるの?
先日、数日おいて2回
あなたの夢を見た
2回とも電車に揺られながら
わたしはあなたに
もたれかかっていた
2度目はあなたの手の温もりもあった
どこへ向かう電車だったのだろう?
でも、あなたに会えて良かった
陽だまりのような夢でした
あの電車の行先は
きっと〇〇〇〇〇行き
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