作家・評論家有志による異種格闘技戦「北海道ミステリークロスマッチ」とは
文:松本寛大
2019年、北海道札幌市に在住の作家・柄刀一が中心となって、作家・評論家有志によるミステリー異種格闘技戦が開催されました。
小説・評論・マンガを部門別にわけずに未発表の「ミステリー作品」をつのり、参加者の厳正なる審査によって優秀作を決定する、これまでにない試みです。
わたしたちはこの試みを、「ミステリークロスマッチ」と名付けました。
「クロスマッチ」とは医学用語です。輸血や臓器移植の際、拒否反応が起こらないように事前に血液不適合の検査を行います。この検査のことを、「crossmatch(交差適合試験)」と呼びます。
本コンテストの命名には、「多様な表現形態のミステリーをもってあえて一律に競い合い、適合性をはかる」といった意味をこめています。
ささやかな規模の催しですが、より良い作品を読者に届けるため、志を高く持ち、わたしたちは切磋琢磨していきたいと思います。
どうぞ見守っていただければ幸いです。
もっと遠くへ。
もっと多彩なミステリーを。
いまの、そして未来の読者へ届けること。
それがわたしたちの願いです。
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