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『乃木オタ回顧録〜デビュー10周年を迎えるにあたって』#17

2014年秋〜「何度目の青空か?」とアンダーライブ・セカンドシーズン

8月30日の神宮ライブで初披露後10thシングル「何度目の青空か?」は乃木坂メンバー自身が出演するHTC J Butterflyと言う携帯電話のCMソングとしてお茶の間に流れた。この曲は作詞家秋元康自身も自信作だとラジオで言ったと伝え聞く。まさに乃木坂らしい清々しくも壮大な広がりを感じさせる曲だ。

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MVもなかなか面白く、女子校から共学になったばかりの高校に入学してみたら周りは女子しかいなく男子は自分1人だったと言う設定。しかも周りの女子は乃木坂メンバーなのではたから見たら羨ましい限りなのだが現実はそうもいかず非常に肩身の狭い思いをして過ごす毎日。ところがある日体育の授業から帰って来ると制服がなくなっており、1人の女生徒(西野七瀬)が自分の制服を着てイタズラっぽくニヤリ。そこで前から気になってた女子・生田絵梨花が西野七瀬の制服を渡してくれる。今度は西野の制服を着て逆襲に転ずる。そんな出来事をきっかけにみんなと打ち解け楽しい高校生活を送り生田絵梨花ともいい関係になりそうと言う所で曲は終わる。
担任の教師役はバイプレーヤーとして良く名前を見かける勝矢さんが演じている。
このMVドラマパート以外にダンス&リップシンクシーンもあり、フォーメーションで一瞬生生星(生田ー生駒ー星野)が並ぶシーンがあり初期の生生星フロントのファンならずとも今となってはちょっとウルっときてしまう。


10thシングルのアンダーメンバーでもアンダーライブを行う事が先の神宮球場でのライブでサプライズ発表された。今持って人気の高いアンダー楽曲「あの日僕は咄嗟に嘘をついた」は井上小百合をセンターに伊藤万理華、齋藤飛鳥が脇を固める。2期生の伊藤かりんがこのシングルから正規メンバーに昇格、アンダーに名を連ねている。このように2期生の研究生から正規メンバーへの昇格は段階的でなかなか先が見えて来ない事から昇格を待たずして活動辞退するメンバーも相次いだ。

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そんなアンダーメンバーで挑んだアンダーライブ・セカンドシーズンは10月5日から10月19日までの約2週間、18公演が六本木ブルーシアターで行われた。この頃からアンダーライブ熱は加熱しそのチケットの争奪戦も激しいものがあった。なんとか10月7日の1公演だけチケットを購入し、その1公演にかけた。当時アンダーにはまだ学生だったメンバーも多く学業との両立はかなりキツかったと聞く。さらにライブを牽引していたセンター井上小百合をはじめ連日のハードな公演に心身に支障を来たす者が続出。当の井上小百合も公演途中に足の故障に耐えられず倒れてしまった。そんなメンバー達の苦悩を横目にアンダーライブ熱はどんどん加熱していく。通路にこしらえられたお立ち台にはメンバーが立ち超間近でそのパフォーマンスを体感できるのだ。
2週間18公演を走り続けてきたアンダーライブ・セカンドシーズンはこの公演を持って乃木坂を卒業する伊藤寧々の卒業セレモニーを行った最終日のスペシャルライブで盛大に幕を閉じた。

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10月7日の公演を観終えて興奮のままブルーシアターを出てきてスマートフォンを開いた自分の目に飛び込んで来たものはにわかには信じ難いとんでもないデマ?とも思える記事だった。


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