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『乃木オタ回顧録〜デビュー10周年を迎えるにあたって』#22

2015年2月22日〜3rd Year Birthday Live

この日の影ナレは2日前誕生日を迎えた伊藤万理華と橋本奈々未だった。(残念ながらBlu-ray、DVDには未収録)
12時開演時、少し日はあったかも知れないがほぼ曇りで気温も一桁台、観客は各々防寒した上に運営から配られたビニールポンチョも着ている。しかし例年通り1stシングル「ぐるぐるカーテン」で登場してきたメンバーは半袖のワンピース!歌い踊ればその白い息はライトに照らされ目立つ目立つ。ひとしきり1stシングル収録曲を終えたところでメンバーの挨拶が入る。各々「意外と寒くない」「お客さんの熱気で寒くない」など寒さを否定するコメントするもここで本音のななみん、橋本奈々未だけが「寒いもんは寒い」発言!何故か北海道出身の彼女が最も寒さに弱く、この後もちょいちょいいじられる事に。 
シングルとシングルの幕間に「乃木坂用語辞典」と称して乃木坂の歴史を絡めたネタ用語を紹介していく映像展開がありそこで初めて「バナナマン」を相互に公式お兄ちゃんと認知、認識された瞬間に会場が沸いた。
ライブは怒涛の如くシングル収録曲を順番にパフォーマンスしていく。真夏さんが花道を走ってお約束通りコケたり、「乃木坂用語辞典」でのまいやんの「真夏…頭大きいよ」など真夏さん弄りが目立つ。「乃木坂の詩」がライブラストではなくライブ途中に披露されるのに若干の違和感を感じつつシングル数をカウントアップ、5thシングル「君の名は希望」のブロックで一旦休憩が入るのだが、休憩中もやはり気が抜けない。2ndバスラの時の休憩よりもヘヴィな事になる。

休憩には1時間以上取られてたと思うが、気の抜けない休憩、ここで2つのユニットが乃木坂のステージで初披露。からあげ姉妹の「食物連鎖」と乃木團の「One Night Carnival」。
♪食物連鎖しょーくもつれんさ…ズンズンズンと単純なフレーズを繰り返すそんな謎曲は個人PVから誕生。ステージでは孤独兄弟の公式ライバルです!と宣言。その対決は実現しなかったけどメジャーデビューも単独主題歌リリースも今や実現してる。
一方乃木團は2014年の氣志團との対バン以来の復活だ。体調を崩していた永島聖羅はこのパートから現場復帰、言葉少なくもパフォーマンスでそれを挽回。齋藤飛鳥のスティック捌きも冴えている。Blu-rayやDVDではカットされているが「One Night Carnival」以外に乃木團版「ぐるぐるカーテン」も披露している。
1回目の休憩を経てライブは第二部へ。「ガールズルール」でスタート!メンバーはお馴染みの歌衣装でそれぞれトロッコに乗りスタンド席を巡る。日は完全に陰り気温は低くなる一方だがメンバーはほぼノースリーブにスカート、ヘソだしの衣装だってある。しかし確かに会場の熱気は高まっていった。
第二部は8thシングル「気づいたら片想い」のブロックまで。ここでまた休憩が挟まれる。

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ここの休憩ブロックではステージに5人+1のモデルが登場し、ファッションショーを敢行。白石麻衣(Ray)西野七瀬「non・no」齋藤飛鳥「CUTiE」橋本奈々未、松村沙友理「CanCam」の5人の専属モデルと当時専属先募集中の川後陽菜である。白石麻衣以外はこの頃ちょうど専属モデルが決まって活動しだした頃ではなかったかな。川後陽菜が少しオチ的に使われてたけどその後Popteenの専属モデルとして活躍したのだから凄い。まさにこの年の乃木坂46の躍進を占うかのような幸先の良い話題だった。


そして、ライブは最終ブロックに突入、会場の気温も2℃に突入。曲は9thシングル「夏のFree&Eazy」!ステージ上に現れたメンバーはコートを脱ぎ捨てノースリーブの歌衣装になり寒さをものともせずパフォーマンス。このブロックから交換留学生・松井玲奈も参加、この寒いのに汗だくのパフォーマンスはさすが。
さらに年始に発売されたばかりのファーストアルバム「透明な色」収録の新曲のコーナーを経てクライマックスは10thシングル「何度目の青空か?」。本編最後を締め括るこの曲は曲調の壮大さも相まって感動的だが、さらに大サビパートに来た瞬間メンバーには内緒で観客に配られた青い風船が一斉にスタジアムの宙空に舞い上がる!それを見たメンバーの驚きと感極まった涙とで極寒のライブ会場が熱くなった気がした。その涙はいろいろあり過ぎた2014年を思ってなのか、長い長いライブをやり遂げた満足感なのか、乃木坂46はここまで来れたと言う達成感なのか…色んな思いを見た気がする。

そしてアンコール。センターステージからせり上がって来たのは11thシングルの選抜メンバー!新曲「命は美しい」の初披露である。乃木坂史上かつてない激しいダンス、極寒の環境に妙にマッチしたシビアな世界観。正直一瞬で引き込まれ曲の魅力に魅入られた。

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さらにアンコールパートでは様々な発表、「Documentary of乃木坂46」特報公開、乃木坂46新プロジェクト一期生募集、「16人のプリンシパル」延期(結局、プリンシパル自体は無くなった)などがあったがメンバーも「??」だった新プロジェクト一期生募集は後の姉妹グループ「鳥居坂46」(改名後「欅坂46」)メンバー募集だった事が判明する。
そしてここで漸く大切な業務連絡、当時研究生だった伊藤純奈、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、山崎怜奈、渡辺みり愛の正規メンバー昇格が発表された。涙涙の旧研究生たち、現メンバーも嬉しそうに迎える。2013年の加入から約2年長い長い研究生生活を終えた。
ラスト、メンバーにライブの感想を聞くパートでは橋本奈々未にもマイクが向けられ体調面で思うようにいかず辛い思いをした2014年を振り返り大きなイベントに参加できない事を非常に負い目に感じていた、こうやってライブに参加できるようになって嬉しいと言うような主旨の事を語っていた。
こうして乃木坂46史上最長のバスラは定番の「乃木坂の詩」で締め括られた。

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