素人スキーに歓声あがる
スキー場で普通に滑っていて。
人から「おーっ」と歓声が上がり
拍手される経験なんて、まず無いですよね。
された本人も「え??なんで、ちょっと
拍手されてるの???」と
不思議な気持ちになった事を
よく覚えています。
子供の頃、うちの家族は志賀高原へ
スキー旅行に行っていました。
頂上までリフトで上がると、
時折雪が降ります。グローブについた雪を
見ると、結晶の形のままでした。
(雪印のロゴマーク...を直に初めて見ました)
大気にゴミがなく、
空気が澄んでいるのでしょう。ただの水だった
ものが、まるで宝石のように見えました。
そんな幻想的なゲレンデに何度か行くうちに。
多少スキーが上手くなり、余裕が出てきた頃。
ちょっとした遊びを思いつきました。
それは前を滑る母にぴったりくっついて、
全く同じ動きで滑る。
という事でした。
そうして僕はひたすら、
母の動きに集中していきました。
右にターン、左にターン、
右にターン、左にターン、
右にターン、左にターン
雪をきる音だけが聴こえます。
気づいたら、他のスキーヤーから歓声と
拍手が聴こえてきました。
左右の動きが重なり。
息ぴったりでシンクロして滑る二人。
その動きに「イェーイ!」だったり
「わぁー」だったりの
声があがったのでした。
そんな事、全く意図していなかったのに。
「全力で楽しんだら、
その楽しさは誰かに伝わる」
その事を、頭で理解するより先に
こころで感じていました。
ちなみに一番、困惑していたのは母です...笑
普通に滑っているのに、
歓声と拍手が起きるわけだから
?????です笑
ふもとまで滑って、
事の次第を話すと笑っていました。
子どもが夢中になって描いたゾウの絵に
凄い迫力あったり。
混じり気ない気持ちが、何かにのると
自然と感動が生まれるのだろうと
振り返って思います。
澄んだ空気の下、結晶のまま降る、
雪の日の思い出です。
最後まで読んで頂いてありがとうございました
まだサポートを受けるところまで気が回っていないのですが...作っているカルタの印刷費にまずは回して形にしようと思います。作っているものを自費で作って営業がかけられるようにしようと思います