思い出を売る男 20191222(個人的感想です)

今日は、作者の加藤道夫さんの御命日であられたとの事坂本 里咲さんよりご挨拶で知りまして驚きました。こんな素晴らしい作品をありがとうございます。

私たちにとって宝物となった劇団四季のきっかけとなっていただいた神さまの様な方ですよね。本当に感謝しかありません。そして素晴らしい演出とセットと照明と音楽。総合芸術やぁ✨


ではTwitterの転載。

以前見た時よりとても良かった!敬二さんの広告屋もとても素敵だったなぁ。ちゃんと演技してるところを見たの実は初めてで、さすがの演技にうなづくばかりでしたよ

ソンジンG.I.はきちんと笑いも取ってて笑、歌はもう最高だし、優しいしあったかいし(贔屓)もうほんと良かった…チケット取ってよかった…。昔より去り際がとても優しそうだった、涙吹きながらにっこり笑ってて。前はもっと悲しさを隠すみたいに、悲しそうにお金払ってたんだけど今回は幸せそう。

近藤さんの歌も段違いに上手くなってるから、作品にさらに深みが出てきたよね。歌声暖かくて。
広告屋だって思い出を話していったわけだからあれはお金をもらっていいやつだよね笑

ってつらつら書いてて、思い出を売る男ってストプレ版キャッツみたいね、この世の中の片隅に生きる人たちのそれぞれの人生を語っていくの。

はるみとお母さんは幸せになったんだろうなぁ…。最後ジョオとも、ちゃんと会えてたらいいけどな…。
終戦後6年後に書かれた作品との事で、悲しいラストは世相を反映しているというか…。戦争は終わっても、終わらないって事だよね。主人公もおそらくは傷痍軍人なのではなかろうか(元気そうだけど)

全編通して流れる台詞が「詩」なんだなあと思いながら聞いていて、そのリズムとか繰り返しの音がとても心地よいなあと思いました。これが浅利さんの言うところの「作品をそのままお客様に届ける」と言う事かなと。ただ「そのまま」がとても難しくて、作者の意図をそのまま届けられるかどうか…

こう言う舞台を見ると、ファンサとかアドリブとか、楽しければいいと言う世界とはやっぱり違うし、私はこう言う舞台を観たいですよね。ミュージカルだとしてもやっぱり中身を考えていろいろ解釈したりするのが好きですねぇ。
台詞ひとつとってもあそこに到達するまではとても大変だろうな…。

キャスト

思い出を売る男    近藤 真行
花売娘        林  香純
広告屋        加藤 敬二
街の女        野村 玲子
G.I.の青年       佐久間 仁
恋人ジェニイ     山本 紗衣
乞食         山口 嘉三
黒マスクのジョオ   宮川 智之
酔漢/警察/与太者など 大島 宇三郎
           劉 毅
           東 泰久
           田邊 祐真
シルエットの女    佐田 遥香

ごあいさつ      坂本 里咲



プロテイン代の足しにします💪😋