救急救命士が行う処置2 「気管挿管・気管吸引・酸素投与」

F 気管挿管
1 目的
・気管挿管
■声門上気道デバイスよりもさらに確実な気道の確保が可能
■チューブを介した気管吸引にも使用できる
・心肺蘇生(CPR)において:気管挿管により人工呼吸のために胸骨圧迫を中断する必要がなくなり,移動中も救助者は胸骨圧迫に専念できる
2 適応と禁忌
・救急救命士が行う気管挿管の適応:心臓機能停止状態かつ呼吸機能停止状態の傷病者

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