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バディミBOND ヴィンウェイにいってきました

バディミBONDのゲーム本編及びドラマCDのネタバレがどんどこあります。

前置き

こちら、”バディミッションBONDドラマCD第二弾~ヴィンウェイより愛をこめて~”の感想…というかすまんちょっと整理させてくれ…というメモ書きのような記事です。

越境のハスマリーもですが、「わたしの知ってるドラマCDと違う……」となりましたよね……。映画やん……ってなりましたよね…。
個人的にですが、越境は本編(ゲーム)の追加DLCのようなイメージだったのに対して、ヴィンウェイはこれもうバディミッションBOND2でやるべきシナリオでは…?くらいの印象でした。どちらも時系列はゲーム1~2年後でほぼ同じ、概要のみ語られていた事柄に中身ぎゅうぎゅう詰めて、さらなるステップに進んでいるのも同じ…のはずなんですが、『想像できうる範囲の内容かどうか』なのかなあ…闇バディはどこまでも予想不能というか…。指切りをもって収まった…とは思ってはなかったけど、想像にお任せされてる内容かと思い込んでたというか 1年もしないうちにこんな形で続きが見られると思ってたやつおるか!???っていう

チェズレイ&モクマの関係性について、ゲームのみ遊んだ層とドラマCDまで聞いた層とで見解の相違が発生するレベルの変化が起こってるので、これを一見ファンディスクと思われるような媒体でやることは是非はありそうっていうか……いや最高濃度の追加コンテンツに感謝と畏怖と一生ついていきます兄貴ィ!!の気持ちしかないんですが、これからゲームを遊ぶ人には全力でドラマCDまでお勧めせねばならないというか……。

というわけでもし此処を読んでくださっている中で、「ゲームは面白かったけどCDまではいいかなあ」とお考えのかたがいらっしゃいましたらお財布と相談しつつ是非…ぜひとも購入を検討いただきたく…ゲーム本編に勝るとも劣らない濃密シナリオが詰まってます宜しくお願いします…すみません回し者ではないですすみません…

前置きが長くなりました。ここから感想です。

本文

トラック1

確信犯的なバディミ広報テクを見た 後から考えれば詐欺師のよくやる手のような気がする。

トラック2

バディエピソードや雑誌のインタビュー記事などではいまいちハッキリしなかったモクマさんの生い立ちが一気に語られ初っ端から情報量が…多い……ッ!!まだ本編始まってねえよ……!(※ハスマリー前の時間軸なので)
とはいえ今回言及したいのはここじゃないので流します。

トラック3

だからヴィンウェイ入国前から情報量が!!多い!!!!
初見視聴者ワイが「サティア…?」「正妻…?」「タチアナこの野郎!!!」と新情報に踊らされている間に、チェズレイの中ではすべて完結してた。プロシュート兄貴もドン引くわ。
手を下し、思い直し、次すべきことを見定めてトラック4に入る頃には既にプラン実行フェイズ。相変わらず仕事が早くて視聴者ついていけない。
タチアナの言葉が本当に悪意に満ちていて(全体通して三石さんの演技が最高)、これに殺意を抱くことは無理もないと思わせる内容なんですよね…その殺意を1クリック決済できてしまうのが事件の始まりだったわけですが…。
今回、チェズレイ個人の憎悪対象大賞みたいのが出てきて、それすらも相棒となら乗り越えられるという実績が出来たので、少なくとも過去の因縁によって同道が破られることはもう無いんだろうなあと。これからの未来で起こることは分からんけどね。激情に任せた殺しはしなくても、大切なもののためにやむなしなシチュエーションも有り得なくはないからね。

話を戻して、チェズレイがタチアナを殺害しようとする流れには何の疑問もないので初見ワイはそのままミスリードに引っかかるわけですが…。というかチェが殺意を抱いたことも事実で、直後に超スピードで挽回しに行っただけの話なのですが。結局またチェズレイのスピード感に振り回されてるんじゃねえか まるで成長していない
ところでこのトラック最高の癒しであるブルーム大使ですが、テーマソング内のフレーズ『bloom』と被ってるの意図的なんですかね偶然なんですかね。こういう偶然は幸先がいいぞ!ってやつなんですかね

トラック4

前半戦唯一の休憩ポイントですね!!なおニンドリ予習という名の防御壁はこの時点で消滅し以降ずっとノーガードの情緒にダイレクトアタックとなります。
ルーク&アーロンの軽快なやり取りが心地いいのは勿論なんですが、何よりルーク、アーロンそれぞれのチェズレイ評が聞けたのがめっちゃくちゃ嬉しいし面白い…。というのも、ゲームだとバディエピソードの仕様上1対1のコミュニケーションがメインになるので、第三者についてここまで踏み込んで意見を交わすようなエピソードがなかったのですよね。ゲームでは『バディ』に焦点を当てるため意図的にそうしてたのかなとも思います。加えてBOND諸君やスイちゃん等メインキャラが皆「うちはうち、余所は余所」と割り切ることができる大人だったから、三角関係はあまり描かれてなかったのかなとも。その線引きが崩れてる。というか活動場所はそれぞれ違っててもチームとしての絆は寧ろ強まってる…と感じられて嬉しくなる。
で、バディエピソードのル&チェ、ア&チェの温度差が真っ向からぶつかることになるんですが。食い違ってるようでいてどちらも的を得てるのが本当面白い。甲斐甲斐しいのも、テメエの勝手で行動してるのも本当なんだよな…。自分の好きで周りの世話を焼く男……と書くと一瞬ルークのようなヒーローを想像してしまって脳がバグる。

トラック5

バディミ広報テク(犬)。
「(故郷が)よそよそしい顔をしている」はモクマさんのミカグラ帰りに通じるものですね。実際、モクマさんがミカグラ(マイカ)で体験したようなことがこれからチェズレイにも起こるわけで…。
というかアーロン(→リカルド)、モクマ(→ミカグラ)、ルーク(→ハスマリー)、そしてチェズレイ(→ヴィンウェイ)でもれなく高難易度クエストが発生するね お揃いだねっ!

トラック6

初めて聞いた時、ア&チェのやり取りにしては口頭でずいぶん迂闊な内容だなあとか、報酬が宝石とか違和感は多々あったのですが水道は気付かんて……。そして種が分かった上で聞くと旨味がすごい

まずアーロンが電話に速攻で出てること。ルークやモクマさんとのやり取りの後だから、2人の為にチェズレイの動向掴んでおきたかったのも少しあるのかなあ。
次にチェズレイが『計画を遂行する上で必須の任務をアーロンに託してる』こと。こういう面での信用度がすごい。ある意味でモクマさん以上に信用してるっていうか、チェズレイはモクマさんのことはちょいちょい見誤るからな…。その点アーロンの行動や力量は正確に把握してるように思う。
そんでこれは想像だけど、アーロンとチェズレイ普段からモールス信号(?)で仕事のやり取りしてるのでは…? アもチェも大物なので傍受は警戒するだろうし、流石にぶっつけ本番でいきなり裏メッセージまで汲み取ってくれるとは考えづらいなと。ただ『ぶっつけで通じ合った』でも『いつものやり口』でも悪党の絆だなあ!ってどっちみち旨味を感じてしまうんですが。すまんなアーロン絆とか言って…
あとアーロンは報酬不要のつもりでこの大仕事受けたなら(チェの力になりたいルークやモクマさんの為にしたって)良い奴すぎる…!と最初は思ったんですが、よく考えたらこれハスマリー直後なので…テロを防ぐために詐欺師の力を借りてしまったので…たくさんの命を助けて貰ってしまったので…きっと借りを返す意図もあったんだろうなと…。まあ返したと思ったら速攻で非常識なお礼が返ってきて、このループでアーロンは利用され続けるんだろうなあと…。一生お礼を送りつけ合ってそうで微笑ましいね…?

トラック7~8

チェズレイ奔走パート。展開を進めつつ伏線をばらまいてく。ゲームならリニアが色文字になってた。

トラック9

戦慄のモクマ回。やっぱり痛覚催眠できるんじゃん~~~!!と細かい解釈一致で個人的に盛り上がってました。

(以前書いた記事より。クリックで元記事へ飛びます)

シナリオブック読んでると『銃弾を鎖鎌ではじく』とかさらっと書いてるの怖い。そういうの出来るのビーストひとりでも充分じゃない?

Intermission

そしてこの一切休憩になってない同時視聴会Intermissionですよね…。
投稿のタイミング的にトラック9~10の間と考えるのが自然なのですが、わたしはいまいち状況が飲み込めなくて休憩中混乱しどおしでした…まじで一切休憩になってねえ……。
何に混乱したのかと言えばチェズレイが現在地を「屋内」だと把握してるとこです。トラック9時点では屋外で気を失っていて、トラック10で山小屋だよと教えてもらう流れだったので。屋内にいる(モクマさんに捕まってる)と知りながら、計画が乱されてると分かっていながら、再び意識を手放してしまう。列車からは往生際悪く逃げたのに、ここではそうしない。そこに違和感があったんだと思います。 (単に疲労がピークだったのもあるかもしれんけど)、ここでモクマさんの介入を受け入れたのが、確かに「焼きが回った」のかもしれないなあと。
『温かい雨』はリハビリや傷ついたバディのバディエピにかかってるものかと思いますが、その雨の成分は複雑なものなんだろうな…。痛ましさ(悲しい)よりも、不甲斐なさ(悔しい)が強そうだなあと思う。わたしは

トラック10

ゲームにおけるミッション11、鍾乳洞のリフレイン。

(以前書いた記事より。)

チェズが痛みに悲鳴をあげるようなのはちょっと想像できんなとは前々から思ってたので、あの反応は意外ではなかったんですが…ちょっと予想の彼方上までぶっ飛んでて…方角は合ってたけど距離が想定外というか…。「ゆえんだな」のところが不本意ながらめっちゃ好きで困る。バディミは元々声優さんの演技がハイクオリティだけど、音声のみのドラマになってそれがさらに際立ちますね…。

・去る者追わずの典型
正直わたしもそう思ってた だからドラマCDの内容が少しずつ明らかになるたびモクマさんのガチギレぶりに戦慄してた。モクマさん本人は「荒療治を受けるまでは」と申告してるけど、正直あの一発でそこまで覚悟したようには見えないんよ…(キッカケなのは100%間違いないけど)。とはいえバディオラやハスマリー、ハピバエピソード、ヴィンウェイのトラック1と積み上げられゲーム時より絆も情も深くなってるのはそりゃわかる。ただしモクマさんは好感度高くなくてもフレンドリーな対応するひとなので、その境目を外側から見破るのは難しいのもわかる。
ゲーム本編を反芻しまくった結果「本気度が掴めないことがモクマさんの味(モクマさんの心模様を明言できるような公式解答は存在しない)」がわたしの答えなので…チェズレイ&モクマの関係についてはチェズレイ側に共感してしまう節があります。

・「催眠のせいなのですから。」
この揺さぶりはどういう感情なんです…?
例えば追ってきたのがボスなら素直に感激しちゃうし、怪盗殿なら懐かれたものですねェって言うし、モクマさん相手にだって「そんなに私に入れ込んでらしたとは」くらいの茶化しは日常的にしてるような関係性だろうにそういう方向で話を進めないの、いやほんとどういう…
自己肯定感は高そうなわりに、自分は愛されるべき人間ではないって思いこみがあるのかなあ… 母にすら愛されなかった(と思ってた)大悪党ですし…

・手ぬぐい
リハビリのエピソードで使った手ぬぐいはおろして2~3年、今回の申告はおろして4~5年とのことなので同一の手ぬぐいでしょうねえ。
押し当てられるだけで嫌悪感示してたものを、口に含めるようになった変化がもうね…。血と汗で汚れた指を絡めた時のような汚らしさを感じたんじゃないかなあ…。痛みで笑いが、汚らしさで涙が出たんじゃないかなあ……とわたしは思ってます。

トラック11

種明かしパート。
展開の気持ち良さと、「詐欺師おまえ…………」の心が強まるのですが、チェズレイについては後のトラックでまとめて書きます。
「隣の呑み助の影響でね」の後でテレテレするモクマさんがなんだかすごく嬉しそうに聞こえてほっこりしちゃう。バースデイの時と言いヒーローズを上手く使うモクマさん、なんやかんやで人を使うのが上手いんですよね…。ミカグラに戻る以前は言いつけを守り続けるだけの従者のようだったのに…。仲間のいいとこを吸収するようなレベルアップ大好きです。
アーロンの好感度もとどまることを知らない。そして今書いてて気づいたんですが、アメシストの手口が完全にレッドダイヤのそれだった………なんですぐきづかなかったん………。レッドダイヤ(赤色)で突き止めた敵の本拠にアーロンが突入したことと、アメシスト(たぶん紫)で今回チェズレイが突入したの、バディミくんのことだから狙ってやってますよね…?
このタチアナ邸襲撃ミッションはモクマさんからの依頼だし、タチアナはある意味でハスマリーテロ(未遂)の根源でもあるので特に断る理由がなかったやつっぽい

そして、タチアナさん。心境が語られタチアナさんもまた濁った執着に捕らわれた人なんだと見え方が変わってくる。最後まで小物には成り下がらずに退場するのが見事…。
タチアナさんのしてきたことは、チェズレイがファントムにしてきたことに近いものがあると思うし、一足先に憎しみの渦から抜け出したチェズレイと対話できたことで響くものがあったのではないかと思う。
一方の小物代表オレクくん、ビーストに対して「貴様もニコルズの」あたりまで発した時点でその後の展開が約束されてて笑いが漏れてましたね…。バディミのゲスト悪役はなんやかんやで可愛がられる風潮ある…かわいいね

トラック12

種明かしパート2。
本CDでは数少ないルークの出番かつ最高の三徹ボイス。めっちゃ声に出るルークとテンション高すぎるくらいのチェズレイの対比が染みます。ルークが癒しなのはもちろんルークに接するときのチェズがほっこりするんですよ…ルークの出番が少ないということはそのほっこりポイントも少ないということで…。疲労を悟らせない声色は勿論、会話の内容もずっとボスの心配ばかり口にしてて、ごっこ遊びじゃない『母らしさ』をここにきて初めて感じてしまったとこあります…。
「役に立てたかな?」と尋ねるルークに感極まってしまうのもおいしいもの食べていっぱい寝てってなるのも全面同意なんだけど、そこで終わらないところがチェズレイらしくて好きですね…これがヴィンウェイ流ジョーク

・「しんどいなあ」
M11のリフレイン。鍾乳洞でのモクマさんに通じるところがあるのです、とzip形式で申してるのだと思うので、あのときのモクマさんのことを振り返ると・己が内に抱える矛盾(死にたい生きたい)にぶち当たった ・生き方を変えねばならないタイミングが来た ・その道のりは考えるだけで気が遠くなる…とかなんでしょうか。こういうのは言語化しないほうが味があると思うけど…。なんにしろメンタル的なしんどさかなあ…と思うんですが
あのチェズレイがメンタル的にしんどい……??ってそれだけでおおごとでは…?(詐欺師をメンタルオバケだと思ってる人間の発言)
その「しんどい道」とは、筋を通すためのものであり、約束をギリギリでつなぎとめる為のものなわけで、チェズレイて自分の決め事のためだったら苦労は厭わないというかその過程すら楽しむタイプだと思ってるんですけど。書けば書くほどチェズレイに「しんどい」という言葉が似合わない…借りた言葉にしたって…。
だってファントムを追った約7年?は濁りを凝らせつつも結構ノリノリでやってたんじゃない…?いや実際見たわけじゃないのでわからんけど…。その時だって体の一部(視力)奪われた上でやってるし…。それが今度は2年弱、孤軍奮闘しなければならないことをしんどいとか言う…。
もうモクマさんに諭されるまでもなく、時には美学すら上書きしたくなるような情を持ってしまってるのをチェ本人も自覚してたんじゃないかなあ…。
しんどいと感じるならそれが罰なのでしょう、という論法なら「約束を裏切りかけた罰」と「体の数か所を犠牲に単身でヴィンウェイ攻略する2年弱」が釣り合う重さだと、少なくともチェズレイは思っとるんですよねきっと。というか書いていてふと思ったけど、『単身ヴィンウェイ攻略にかける時間』と『これまで同道してきた時間』が同じくらいだったりとかしない…?なんか独自理論で清算しようとしてない…?貴方が約束にかけてくれた時間だけ罰を受けたので、もう一度やり直したい的な…。

トラック13

やっとここまで辿り着きましたわ……読んで下さった方もお疲れ様です…。

手紙を通じてサティアさんの心にようやく触れることは、チェズにとってのある種のゴールなのではと思います。
死は無でしかない、死者の言葉や思いは想像することすらできないと、チェズレイのスタンスは一貫してます。この死生観はサティアさんの死から来ているものだと思ってます。いくら問いかけようと母が答えることはない、母の思いを自分が都合よく語るなどあってはならない…と。
チェズは人の心を読むこと暴くことに長けてるのに、一番知りたいであろうサティアさんの心はずっとわからなかったんですよね…。今思うと、ハイジャック時のスカイダイビングやモクマさんへ下剤を盛るなどの母をなぞる行為は、サティアさんを理解したい思いがあったのかなあ…とも。
サティアさんの手紙にある『呪い』(生まれと育ち)と、チェズレイが縛られてた『呪い』(飛び降り以後始まる悪の美学)は少し異なるものだと思うけどそれらがリンクして『呪いから解き放って』に結び付くのがグッ…とくる。
美学に背いて変装をすることも、死者の思いを想像することも、呪いが解けたから出来るようになったんですよねきっと…。あとゲーム内でチェズが母を語るとき(チェズにしては)不自然に淡白だなあと感じてたのですが、手紙を読む前のチェズは自身も母の仇だと語ったので、加害者が死を悼む言動などすべきではないとか思ってたんでしょうか…

サティアさんが命を絶った理由は、「楽になりたかったから」だけではなかった。息子への贖罪と献身でもあったことが明らかになり、血の繋がりを感じずにはいられなかったんじゃないですかね…チェズレイもモクマさんも。サティアさんが毒入りのスープを出したことと、チェズレイがタチアナに催眠をかけたこと、どちらも『自分の大切なものを自ら壊そうとした行為』で一致するんですよね…そしてどちらもギリギリ踏みとどまったことも。タチアナとの通話を切った後、チェズレイはようやく『毒を盛った母の気持ち』を実感し、もしかすると『大切な主を殺してしまったモクマさん』の気持ちにも触れることができたのかもしれない。だからこそ過ちを犯した時にどうすべきか、答えをすぐに出せたのかもしれない。死ぬのはダメ、逃げるのもダメ、正面から取り戻すしかない…と。
だからね今回チェズレイが取った行動は、『間違いを犯した母に対して、チェズレイ少年がしてほしかったこと』のアンサーだと思うんですよね。命以外のものなら何でも賭けて、取り戻してほしかったんじゃないでしょうか…絆を…。

チェズレイやタチアナがサティアさんの落ちた姿ばかりを語るのに対し、モクマさんがずっと『空のお姫さま』と呼びかけるのがジンとくる。

トラック14~テーマソング

タイトル回収~~!!すっかりいつものやり取りで一息ついたところでのテーマソング、完全に映画の締めくくりです。
Darkening Heart、発売前のPVで聞いた時は漠然と「しっとりした曲だ…」と思っていたのが、このタイミングで聞くと優しさや慈愛や祈りに満ちてて胸いっぱいでした。フル版たのしみです。

トラック16

『ッ』は7個。
ぼこぼこにされた情緒がトラック14~16でいつの間にか回復してるのでびっくりする…。初めて聞き終わった後はもう溜息しか出なかった。話の構成というか盛り上がり方というか、そういうのが映画っぽいのかもしれない…満足感がすごい。
ヴィンウェイおみやげステッカーの受注販売はいつですか。

午後4:51分

モクマさんはさあ、人の幸せばかり願うんじゃなく自分自身にも目を向けたほうがいいよと ゲーム本編プレイしてたときは思ったものですが こんな形でアンサーくるとか予想できたひとおる?
私は私の幸福のために」をモクマさんも言える日が来るとはなあ……それもこんな早く……。酸いも甘いも知るモクマさんに足りないもの…成長があるとすれば、『自分を大事にすること』『自分の意志を通す頑なさを持つこと』かなあと思ってたのが……もう叶ってきてる……早えよ……。

おわりに

チェズレイの話ばっかになってしまいましたが、ヴィン愛はチェズが救われる側の話だからしゃーない…。ゲームでは本筋であるDISCARD追跡に深く関わってたもののチェズレイ個人の問題には切り込まなかったものな…。チェズの内面に切り込むには情を育てる時間が必要だったんだな…。
モクマさんがちゃんと自分の思いを言葉にしたこと、チェズの過去やチェズCA(シナリオブックの表記見るたびシリアスなシーンなのに笑うので困る)の姿についても知ったことで、探り合う腹も互いに殆ど残ってないはずで、同道バディの絆はもう切れないんだろうなあ…と思いつつ、個人的には死ぬまでずっと丁々発止なやり取り続けててほしい。常にバランスゲームしながら走り続けてほしい。

色々書きましたが、今回の話はサティアさんも愛が深い人だったと分かったのが何より嬉しかったです。
あとアラナさんが権力を与えられて、ナデシコちゃんスイちゃんアラナさんであらゆる意味で強い女トライアングルが完成したのが最高 チームBOND&チームナデシコ&スイちゃんアラナさんで世界取ってくれ

あとバディミッションBOND、日本ゲーム大賞2021おめでとうございます!!うれしい!!






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