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無洗米のネーミングセンス

無洗米って便利ですよね!
お米を研ぐという作業を省略できるのは、小さいことかもしれませんが積み重ねるとかなり偉大な効率化につながると思います。

無洗米に対して少し価格が高いというイメージがある方もいるかもしれませんが、実は可食部分の重量を比較すると実質的には同程度の価格になるとも言われています。

どういうことかというと、普通のお米は表面に肌ヌカと呼ばれる層が残っており、お米を研ぐことでその肌ヌカを取り除いています。
一方、無洗米はすでにその肌ヌカが取り除かれた状態で販売されています。
つまり、普通のお米は肌ヌカも含んだ重量で販売されているため、同じ1㎏でも可食部分は無洗米より少ないということになります。


無洗米は素晴らしい商品です。これだけのポテンシャルがあれば、本当はもっと売れて良いはずなんです。
無洗米がもっと売れるためには、課題があると思うんです。
それは、ネーミングです。


無洗米というネーミングには課題があると思います。
商品名に”無”があることでネガティブな印象を与えている気がして、加えて”無洗”という言葉だと「洗わなくて良い」というニュアンスがまっすぐ伝わってこない感じがしてしまいます。
なんとなく、洗ってないんじゃないか、そんな印象さえ受けます。

そこで、”無洗米”の改名案を考えてみました。
まず1つ目が ”既洗米” です。
既洗米は、無洗米が抱えている2つの課題をクリアできていると思います。
ネガティブな”無”を取り除き、「洗わなくて良い」というニュアンスも受け取りやすくなったように感じます。

しかしながら、既洗米に対しても反対意見が出るかもしれません。
なぜなら、厳密に言うと無洗米は洗っている訳ではない場合が多いからです。手法は様々あるようですが、水洗いをして肌ヌカを取り除く方法は多数派ではないようです。
そのため、”既洗”という言葉の是非は残ります。

では、どうすれば良いのでしょうか。

もう1案考えてみました。
2つ目の案は ”吟醸米” です。
これも、無洗米に含まれる否定的なニュアンスは取り除かれており、吟醸酒/大吟醸酒が持つ洗練された、精米歩合を上げた(感じの)上質な雰囲気を持たせることができています。

色々と考えてみましたが、いかがでしょう。
参考までに、”吟醸”の意味を調べてみることにします。

酒・醬油(しょうゆ)・味噌(みそ)などの、吟味した原料を用いた念入りな醸造。

Oxford Languages and Google

あれ、なんか全然違うかもしれません‥‥‥。
一旦、無洗米という呼び方を継続したいと思います。

今後とも、無洗米(既洗米)(吟醸米)をよろしくお願いします。

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