人の容姿のことをとやかく言うもんじゃない

週刊文春に 「原色美女図鑑」というコーナーがあるのだが、 
なんのことはない、ただのグラビアのページだ。
特に気にもしていなかったが、
最近やたらと「・・美女図鑑」という、 本の広告が目につくので、
どんな美女図鑑があるのか、ちょっと調べてみた。

すると、「泣き顔美女図鑑」、「派遣OL美女図鑑」、
 「スポーツ美女図鑑」、「誘惑制服美女図鑑」、
 「緊縛美女図鑑」、「パチンコ美女図鑑」、
「メガネ美女図鑑」、「南海映画美女図鑑」、
 「歴史的美女図鑑」、「ボスニア原色美女図鑑」、 などがあった。 

これらすべてに共通するのは、 「美女図鑑」であるということだ。
つまり題材はどうでもいいけど、
美女が写っていることだけは必須条件なのである。 

では、美女とはなんなのか・・・・・
などという野暮な定義付けはやめておいて、
それならば、逆に、美女でなければ、
これらの図鑑は成立しないのかと考えてみた。 

まず、「泣き顔ブス図鑑」、
これは痛々しいだけだから、ナシ。
「派遣OLブス図鑑」、
これもちょっと笑えないかもしれないのでナシ。
「スポーツブス図鑑」、
これはただの選手名鑑にしかならないかもしれないのでナシ。
「誘惑制服ブス図鑑」、
これは制服が好きな人なら、
純粋に制服を見るためだけならアリかもしれないが、
それならマネキンのほうがまだマシなので、やはりナシ。
「緊縛ブス図鑑」、
SM好きの人は、どこに興奮するかわからないので、
かえってブスが縛られているほうが萌える、
という変態はいるかもしれない。だから、アリ。 

やっとアリがひとつ出たので、
このあたりでやめさせていただきます。
思いのほかつらい作業だったので。 

そもそもブスとはなんなのか?
その基準は、みなさん一人一人の心の中にある、
「それ」でいいと思います。

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